かつて米軍の接収地であった影響で、米兵たちが持ち込む音楽、ファッション、酒、車…
そこには最新の文化が生まれ、「伝説の本牧通り」と名付けられるほどの繁栄を見せていた本牧ですが、
当時とは比べようもないほど、静かです・・・。
いわゆる鉄道空白地帯で、地域内を走る鉄道はないため、バスが主な交通手段となっています。
まさに陸の孤島。
そんな横浜市の本牧地区を、アートを通して新たな街の記憶を創り出す
「本牧アートプロジェクト」
が、行われています。
今年も本牧アートプロジェクトが、開催されています!
今回は音楽系に力を入れ、頭脳警察のPANTAライブ、ハマチャチャの藤中一郎、音楽評論家の大貫憲章(DJ)両氏をお招きしたディスコ企画ほか、シネマジャック&ベティの出張上映「ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム」、クレイジーケンバンドの「イイネ!イイネ!イイネ!」などなど、本牧らしい内容を用意。
他にも「本牧AIR/間瀬拓人」や、3回目となる「こどもディスコ」など、盛りだくさんのプログラムとなっているようです!
http://honmoku-art.jp/2017/
ゴールデンカップ
本牧アートプロジェクト2017の舞台の一つにもなっている「ゴールデンカップ」という伝説のライブバー。現役50年。
海が近かった戦前や米軍がいたころ、寂れてきた今など、本牧と聞いて抱くイメージはバラバラ。
戦後から37年間米軍のベースキャンプがあった頃、
そしてベース跡地に大型複合ショッピングセンター「マイカル本牧」が注目を集めた90年代。
海が近かった戦前や米軍がいたころ、寂れてきた今など、本牧と聞いて抱くイメージはバラバラ。
それぞれの『本牧』を持つ人たちから対話が生み出される仕掛けを作りたい」というコンセプトの元、閉館したマイカル本牧の映画館跡を拠点に、演劇やダンスなど観客も参加できるプログラムが上演されており、町全体が舞台になっています。
“本牧アートプロジェクト” で検索をすると、
“本牧アートプロジェクト 2015” というワードが出てくるんですね。
なぜでしょう?
実際2016年にも訪れてみると、若干グダグダな印象。
催しがある予定の日に何も行われていなかったりと。
2015年の様子とともに振り返ってみたいと思います。
確かに楽しかったです!
本牧せせらぎ公園に展示される作品、「メリーゴーランドがやってきた!」みつけました。
町の様子はというと、、、至って普通です。あ、みんな通り過ぎちゃう。
本牧山頂公園は米軍横浜海浜住宅地区が1982年に返還されてできた公園です。昔は将校とか高級技術者の住宅が立ち並んでいた模様です。
主園路はバリアフリーが整備されているようです。
丘からは横浜の海がぐるっと見渡せるほか、富士山を眺められるポイントがあったり、
夜には横浜や磯子の美しい夜景が楽しめるそうです。
山頂公園を降りてすぐの場所、すっかりおとなしくなってしまった本牧エリアの中で光る、
60年代のアメリカンダイナーを再現したハンバーガー屋さん、「ムーンカフェ」があります。
お昼時をとっくにすぎた時間帯に入ってみましたが、とても賑わっていました!
本牧の中心地から更に徒歩25分、三渓園にほど近い場所に、
築80年の古民家を活用したカフェ&スペース「豆松カフェ」さんがあり、
こちらで『本牧げんかん』という演劇公演がされています。
アートフェスティバル中はカフェ自体の営業はお休みですが、通常は11:00~16:00までの営業ですね。
隠れ家的な古民家カフェというだけで、中々エッジーそうです。
今日のラストは、本牧エリア一帯を対象とした体験型参加型作品『ギブ・ミー・チョコレート!』に移ります。
参加者一人ひとりが自分の足で歩いて体験する町の各所に眠る「秘密の場所」を巡って、チョコレートを受け取って行くというもの。早速行ってみましょう! ※歩きやすい靴でご参加下さい。
ゼーハーゼーハー。みつからなかった(´・ω・`)朝イチから動いておりますが、冬の短い日の中では回りきれません。
良いところは何と言っても、町歩きも一緒に楽しめること。特に朝から動くと人の流れも見えて、ゆっくりと散策することができるのではないでしょうか。
ビジターセンターが商業ビルの中にあり、地元以外からの来訪者は探すのにもオリエンテーリングのような感じがドキドキです。
少し行きづらいなぁと思うところは、情報が圧倒的に見えにくいところ。知ってる土地にも関わらず参加型の作品のスタートもゴール地点も見えにくいし、日時や時間の変更のチェックがしずらいといころ。
それから、「小さなアメリカ」だった横浜は、まだまだエッジーな人が多い印象ですので。いわゆるアートの祭典のように文化的な気持ちでカメラを持って行くには、少々心構えが必要かも知れません。
帰りに、BankART Studio NYK
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