こんにちは!
神奈川の逗子市にて整体院を営業している「かるがも院長」こと小沢です!
前回の第一回目は、長時間移動時の腰痛についてお話をいたしましたが、いかがでしたでしょうか?
第二回目の本日は、
「楽な歩き方について」
このテーマで少しお話しようかと思います。お時間ありましたらお付き合いくださいませ!
「歩く」ということ
旅において『歩く』ということは、避けては通ることができない要素の一つかと思います。
素敵な風景や空間を求め、あっちへふ~らふら、こっちへふ~らふらと・・・と、あっという間に1万歩なんてよくあることで、さらには2万、3万歩とかなりの歩数を歩くこともあるのではないでしょうか?
当たり前ですが、たくさん歩けば足はパンパンになり疲労します。
では、どういう歩き方をすれば、少しでも疲労が軽減できるでしょうか!?
ということで、今回のお話になります。
1.つま先で地面を蹴らない
いきなり「えっ!?」と思われるかも知れません、だいたいの正しい歩き方なんてのを見れば「背筋を伸ばして、つま先で地面を蹴って・・・」なんて書いてあることも多いですね。
つま先で地面を蹴って歩くということ自体は、否定はしません。しかしながら、特に旅先での長距離歩行の際には、私は推奨しません。それはなぜか?
実は「つま先で地面を蹴る動作」というのは、
初動としては【加速】ではなく【ブレーキ】になります!
うーん…、ちょっとわかりづらいですよね。
では試しに、直立に立っていただき、重心は変えずそのままつま先で地面を勢いよく蹴ってみてください。
…どうでしょう?身体が後方に倒れそうになりませんでしたか?
この動きからもわかるように「つま先で地面を蹴る動作」というのは、後方方向に力が働くので、その後方に働く負荷を受けながら、前に進むことになります。
これでは、無駄な負荷を常に受けるので、それが何万歩という歩行になると、かなりの疲労になるかと思います。
そもそも、『歩く』という動作には、大きく分けて2つの目的があるかと思います。
◇まずは【運動という目的の『歩く』】。
最近は健康ブームということもあり、運動手段の一つとして歩く。
◇そして【移動という目的の『歩く』】。
これはいたってシンプル。移動手段の一つとして歩く。
運動という目的であるならば、つま先で地面を蹴って大股に歩くのも良いかもしれません。
先ほど申し上げたとおり負荷はかかりますが、それも含め運動としてとらえれば、ふくらはぎの筋肉もしっかり使えますし、運動としての効率も良いでしょう(※膝の悪い方は注意!痛める可能性もあります。)。
それに対して、移動という目的であるならば、余計な負荷などをかける必要はありません。
つま先で地面を蹴らず、歩幅をあまり広くとらないで、マイペースに歩くことが大切かと思います。その際足の指は、草履をはいているイメージで地面を踏みしめるような感じがよいでしょう。
ちなみに私は、運動という目的でも、つま先で地面を蹴る歩き方はあまりおすすめしないことが多いです。
いろいろと理由はあるのですが(ここでは省略します。)、一つとして意識的に使い分けることが難しいと考えているからです。やはり歩くことの基本は「移動手段」だと思っていますので、負荷の少ない歩き方というのを身体で覚えていただいた方が良いと思っています。
2.膝を伸ばしきらない
歩く動作の中で、大股に歩くなどで膝を伸ばしきる癖があると、膝の関節に負担がかかりやすいです。少し膝の関節に余裕をもって(伸ばしきらないで)歩くと良いでしょう。
また、1.で挙げた「地面をつま先で蹴る動作」は地面を蹴った後、膝がピンっと伸び切りやすいです。地面を蹴らないという動作と合わせるとイメージが付きやすいかと思います。
3.骨盤を立てる
骨盤の位置は、歩き方だけではなく普段の姿勢にも大きく影響しますので、しっかりイメージを持てるようにしましょう!
まずはこの姿勢。
だれが見ても姿勢が悪いことは一目瞭然ですね。骨盤が後傾して猫背になっています。
お腹やろっ骨も圧迫されますから、呼吸が浅くなります。
では、次の姿勢。
これは一見良い姿勢に見えるかもしれませんが、骨盤が前傾して反り腰になり、お腹が前に出てしまっています。
胸も必要以上に張っていますので、やはりろっ骨の動きが制限され呼吸は浅くなります。
また重心がつま先側にいきやすく、不安定な姿勢です。
□負担の少ない姿勢は、骨盤が立っていて、肩の位置・股関節・くるぶしのラインが一直線になっています。□
下腹部を少しへこませ、お尻の穴を軽く締めるイメージを持つと骨盤が立ちやすいです。
上半身は下半身に乗っているだけですので、バランスをとるのに余計な力が要らず、脱力できます。
実はこれができるようになると、慢性的な肩こりや腰痛にもかなり効果的です。普段からバランスの悪い姿勢をしていると、なかなか習得が難しいのですが、まずはイメージすることでだんだん身体も変わっていきます。
4.重心移動
3.のような姿勢を作ったら、そのまま歩く動作に移ります。その時、足あるいは上体を前に出す動作から始めないで、骨盤をそのまま前方に動かすようなイメージで重心移動します。そうすると身体は自然と前のめりになるので、その流れで勝手に足が前に出ます。これを繰り返すことで歩く動作となります。
このように重心移動ができると、上半身は常に骨盤に乗っているので、重心がぶれず姿勢が安定します。
また、気持ちも結構影響したりします。時間に余裕がなく焦った気持ちで歩くと、気持ちが先走って上半身が前のめりになり重心がぶれやすいです。逆にゆったりとした気持ちでいると、上半身もしっかり下半身に乗って、重心を保ちやすくなったりするものです!旅の計画は余裕を持ちましょう!^^
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以上です。いかがでしたでしょうか?
姿勢や重心移動の話は、少し難しいかもしれませんね。個人差もありますし、身体にゆがみや悪い癖があるとうまくいかない部分もあるかと思います。また、色々と気にし過ぎるとかえって身体が緊張してしまい、逆効果にもなりかねません。
歩き方というのは、様々な諸説があり色々な考え方があります。あまり頭でっかちにならないよう(これはどの健康情報にも言えますが)、ご自身で色々と試してみて、合いそうなものをチョイスしてみたらよいかと思います。
どうしてもうまくいかない方は、しっかり姿勢指導をしてくださる整体院や整骨院などにお世話になるのも近道かと思います!また、私で宜しければいつでも相談に乗れますので、お気軽にメッセージでもください!
それでは、本日はここまで!最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ライター かるがも整体院 小沢栄介
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