海外で急な体調不良になった時にどうすればいいだろう。
旅をしていると、海外での急な怪我や体調不良に不安になった…そんな経験をもつ人は少なくないのでは。
語学の問題もあるが、本当に辛いときに意思の疎通がうまく図れるだろうか?薬が体に合わなかったらどうしよう?医療費が高額になりがちって聞くけれど?。
旅行会社のツアーや出張ならすぐに誰かが助けてくれるかもしれないが、第三者の手を介さない個人旅行ならなおさらだ。
そこで今回は「クレジットカード付帯の海外保険」と、その使い方について紹介したい。
実際にアメリカのニューヨークでの急な体調不良になった時、このトラベルハックはとても助かったから。
旅慣れた人や長期滞在者からすると当たり前のことかもしれないが、初めて一人旅をする人や個人留学者に少しでも役に立つ情報になってくれたら嬉しく思う。
「何十万もかかるらしいと噂の医療費の請求」や「処方されたショッキングピンクの錠剤」にビビりながら過ごした日々も報われるというものだ。
「ニューヨークで日本語が通じる病院に行った」6つ
[1] 病院を調べる。
難しい度:2 やや易しい
「体調が、何かおかしい?」
100年以上の歴史をほこるニューヨークの地下鉄。マンハッタンの真下は、ものすごく狭いわけでもなく、ものすごく治安が悪い雰囲気でもない。
滞在中のカナルストリート駅から、目的のW4駅までわずか2駅。扉が閉まって電車が走り出す・・・息ができない。なにこれ、視界がせまい。
かれらに、すぐにいくつかの病院を紹介して頂いたことから、「あ、これは病院行きなのかも。」
と意識が生まれる。
用意するもの : 無理せず休める環境。 |
[2] カード会社に電話。保険適用できるか?
難しい度:2 やや易しい
有料の海外旅行保険には入っていなかったけれど、マルイのエポスカードに付帯があるので、震える指で電話を掛けた。(番号 : 1-877-502-7769 アメリカ本土エリア /24時間日本語対応 )
クレジットカードに無料で海外旅行保険が付いているのは、ビジネスマン直伝のテクニック。
わたしとしては、よほど倒れたりしない限り病院に行くつもりなかったが、昨日の止まらない動悸を思い出すと決心するしかなかった。
「エポスカード海外旅行保険事故受付センター」に連絡。今いる場所を質問されて、そこから一番近い保険適用可能な病院を紹介された。
自分で探す必要は無かった。
その時点で「日本語が通じる病院を紹介します」って言ってくれたので、一安心。
用意するもの : ✔︎保険が付帯しているクレジットカード。✔︎電話番号の掲載された冊子or検索できるネット環境。 |
[3] 病院の予約。いつ行く?
難しい度:1 易しい
紹介してくれたのは、ミッドタウンにある「安心メディカル/Anshin Medical」という病院。
日系の病院で、言葉の面でも安心だそうだ。
病院の予約も、カードセンターが行ってくれた。
電話を掛けた次の日の朝にエポスカード海外旅行保険事故受付センターから連絡を頂いて、「午後に予約が取れたから行ってください」と伝えられた。
スピード感よ!!!
エポスカード最強説!?
アメリカの病院は緊急時以外は基本的に予約制となり、もし、緊急で救急車を呼ぶ場合にも有料で300米ドル程度かかるそうなので、本当にありがたかった。
用意するもの : ✔︎電話機。スマホはWiFiのみで使用していただがこの際通信をONにする。 |
[4] 実際に病院に向かう交通手段を考えよう
難しい度:4 最難関安心メディカルのある「42丁目-ブライアント・パーク」までは、地下鉄でもまあまあ時間が掛かるので、「タクシーに乗っても保険で戻ってくるからタクシーをお勧めします。」とカードセンターの人が教えてくれた。
エポスカード親切説!?
ニューヨークのタクシーはご存知の方も多いと思いますが、混む場所はタクシーが入って来にくいそう。具合が良くない時などは大通りまでの移動が悲惨かも。
そんなとき本当に便利なのが、地域のカーサービス。電話をかけて住所を言えば迎えに来てくれる。空港の送迎によく使われるそうだが、近距離でも対応してくれる。メーターはなく距離で料金が決定されている。
タクシー代にチップを加えた料金より安く上がってしまうことで大助かり。
15分くらいで着くって言われてたのに到着しないから、あれ、騙されてる!?と思ってたら、いろんな道封鎖されてて通れないから、一番混んでるとこ通るんだよー、全くごめんねー、みたいな感じで言われた。
あとで聞いたところ、イエローキャブの運転手に比べて道路の事情に通じていて抜け道にも詳しいそうだ。地域のサービスなので家の前まで来てくれる。
用意するもの : ✔︎電車、バス、タクシー、UBER、カーサービス。異国の地で辛いかもしれないが病院まで辿り着こう。 |
[5] 治療。日本語は通じるの?
難しい度:4「安心メディカル/Anshin Medical」は、受付に日本人の方がいらっしゃるので、その人が話を聞いてくれる。
何か分からないことがあれば言って下さいね、って声かけをしてくれて、
それだけでも心強かった!
でも、先生はアジア系。
すごい親切(のんき)ないいお医者さんでした。
ちょっと英語が混ざってきて、「わかる?」って言われて、「うん」って答えたらそこからは、
ほぼフル英語。
でも、かなりゆっくり優しく話してくれるので安心〜♪
私の次の男の人には日本語で話しかけるなど、分からない人には多分頑張ってくれるいい先生。
甲状腺の病気かもしれないということで検査したが、異常がなかったので疲れと急なストレスからとのこと。2回めに検査結果を聞きながら点滴を受け、頂いたピンク色のデカイお薬を飲んでいるうちに体調が落ち着いた。
支払いはカード精算が可能。
…
その安心メディカルの帰りにブライアントパークでサンドイッチを食べる。
さらに、チャイナタウンのロールアイスクリーム「10Below Ice Cream」も食べてみよう!という事になってハシゴ。
美味しかった!!在住している日本人の彼女たちに話を聞いたところ、日本人の総合御用達すぎる病院なようだった。
用意するもの : ✔︎クレジットカード |
[6] 後日談、カード会社の精算
難しい度:4帰国してすぐに、「帰国後の保険金請求の窓口」に電話をします。(エポスカード海外旅行保険事故受付センター : 0120-11-0101 海外からは連絡不可。)
保険金請求の場合、事故発生日から30日以内に連絡。
「保険金請求書類」をもらって記入し、それに診断書とレシートをつけて送付しました。
今回の場合は三井住友海上火災保険株式会社です。
用意するもの : ✔︎クレジットカード ✔︎病院の診断書とレシート |
病院と近いブライアント・パーク。
日本に帰るか帰らないかという話し合いもしたが、私は旅を続けることを選んだ。
「帰るにしたって飛行機は乗るんだから、次の場所に行ってだめなら帰るんでもいいんじゃない?」という、すごい親切(のんき)なお医者さんに言われたことも背中を押した。
ホントにまさかの出来事でした…。
原因がわかれば安心。元気でいられることを祈るしかないですね…!!
こちらは私個人が体験したことなので、あくまで参考ということでお願いします。
みなさまにとって、良い旅となりますように。
Have a nice trip♪
パニック障害からの克服
【studio iota label】
【LoFi Hiphop BGM】流れるイオタ『黄昏を駆け抜ける』 (Official Album Video) – Driving through the twilight
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