Official髭男dism【ライブアレンジ】一粒で何度でもおいしい – おすすめ3選を徹底解説!

 

「Subtitle」「TATTOO」などのタイアップ曲をはじめ、

今なお多くの名曲を世に送り出している

Official髭男dism・通称ヒゲダン

 

ヒゲダンの楽曲は、誰しもが一度聴いたら忘れられなくなるようなキャッチーさと、

よくよく聴いてみると「この人達変態だな(※褒め言葉です)」と言いたくなる

マニアックな仕掛けがあちこちに散りばめられています。

 

そんな仕掛け職人が揃うヒゲダン。

実は、彼らのCDや公式MVなどで公開されている

音源とライブでは、雰囲気が大きく異なることもあるのをご存知でしたか?

この記事では、YouTubeで公式ライブ映像(音源)を視聴できる3曲にスポットを当て、

レコーディング版との違いや、ライブアレンジの楽しみ方などをご紹介します!

 

広告

【FIRE GROUND】メタル色全開のパフォーマンス

Official髭男dism – FIRE GROUND[Official Video] 

 

2018年10月17日にリリースされた『Stand By You EP』の収録曲「FIRE GROUND」。

TVアニメ『火ノ丸相撲』のOP主題歌として書き下ろされた楽曲でもあり、激しいロックサウンドとファンクのリズムが融合したTHE・漢!なナンバーです。

「Subtitle」あたりから彼らの世界へ足を踏み入れた方、温度差で熱中症にならないようご注意ください。

 

『FIRE GROUND』の公式ライブ映像や音源は数種類公開されていますが、

今回は2019年に開催された、ヒゲダン初・武道館公演での演奏をご紹介します。

FIRE GROUND (LIVE)

 

冒頭、ドラムのカウントと共に鳴り響く男泣きのギター

ここでまず観客のハートをガッシリ掴んでしまうヒゲダン、おっかないです

 

レコーディング版ではイントロからハイテンポのままAメロへ突っ込んでいきますが(それも格好良い)、

このライブアレンジでは小笹大輔さん(Gt)が奏でるギターが渋く切なくメロディを歌い上げたのち、

「武道かああぁあん!!まだまだ燃えていこうぜええぇぇぇ!!」

という渾身の叫びと共にイントロ部分へ突入します。

 

武道館の天井を突き破らんばかりの鋭いギター、

音楽を根底で支えながら存在感をバリバリ放つ楢﨑さん(Ba)、松浦さん(Dr)のリズム隊、

そしてハンドマイク片手に観客を煽り立てる藤原さん(Vo、P)のボーカル。

 

FIRE GROUND』の名を一切裏切らない熱量のまま間奏部分を経て、

ラストの大サビへ入る……かと思いきや。

 

おや……? 小笹さん(Gt)の様子が……!? そう。ここで

ライブアレンジ版最大の盛り上がりポイント

男泣きのギターソロ・リターンズ。

 

アップテンポな16ビートのドラムに乗り、

世界的ギタリスト・Yngwie Malmsteen(イングヴェイ・マルムスティーン)を彷彿とさせる

屈伸(?)ポーズで超高速弾きを披露しています。

 

『Pretender』のリリースにより、ヒゲダンの知名度が爆発的に上がった直後の武道館公演。

彼らのメタル色全開のパフォーマンスを目の当たりにし、

こんなヒゲダンも聴けるなんて……!とギャップに心臓を撃ち抜かれたファンも多いことでしょう。

記憶をなくしてもう一度聴きたい演奏です

【55】 彷彿するは70’s後半ディスコソング

55

 

3rdミニアルバム『レポート』収録曲「55」。

踊るようなベースラインやリズムが楽しく、聴いているだけで身体が揺れてしまうダンスナンバーです。


曲中で数回登場するサタデーナイトフィーバー」という歌詞は

Bee Gees(ビー・ジーズ)の代表作とも言われるディスコソング『Night Fever』を彷彿とさせ、

思わず右手を高く上げくるくると回したくなってしまいます。

 

ビゲダンでは珍しいディスコミュージック風の楽曲ですが、前述した2019年の武道館公演で演奏されたこの『55』、とんでもない化け方をしていました。


55 (LIVE)

 

演奏が始まった瞬間、「いつからここがブルーノート東京ではないと錯覚していた?」という藤原さん(Vo.P)の声を聴いたのは私だけではないはず。

冒頭約2分もの間、藤原さん奏でるピアノと、サポートメンバー・あつきさんのトランペットアドリブ対決を繰り広げます。

特に、あつきさんが息継ぎなしの超ロングトーンで、

2つの音を素早く往復するトリルを奏で続ける箇所は、

世界的トランペット奏者のルイ・アームストロングも真っ青です。

肺が常人の5倍大きいのでしょうか

 

また、レコーディング版では参加していないホーン隊(Sax&Flのアンディウルフさん・Tbとっちさん・Trpあつきさん)が加わったことにより、サウンドに一層華やかさと厚みが増しているのも特徴です。

ホーン隊の1人、アンディウルフさんが奏でるフルートの涼やかな音色にもぜひ注目してみてください!

 

【夕暮れ沿い】大胆なビッグバンドジャズアレンジへ

夕暮れ沿い 

 

2015年にリリースされたインディーズ・デビューアルバム『ラブとピースは君の中』の収録曲「夕暮れ沿い」。

レコーディング版は、キーボードやギター・ベース・ドラムなど

生音を基調とした爽やかなバンドサウンドが印象的です。

 

しかし、2020年秋に配信された『ONLINE LIVE 2020 -Arena Travelers-』での演奏を聴いてみると……

夕暮れ沿い (ONLINE LIVE 2020 – Arena Travelers -) (Live)

 

あれ?ビッグバンドビート始まったかな……?

藤原さん(Vo.P)ご本人も、後日発売されたライブ円盤のオーディオコメンタリー内で「これ何の曲だと思う?こんなイントロ、ヒゲダンの曲にないよね」と冗談交じりに語るほど、大胆なビッグバンドジャズアレンジが施されています。

島根のたんぼ道をぶらぶら歩きつつ、一畑電車と夕陽を眺めていたと思ったら、いつの間にか銀座のジャズバーにワープしていた。そんな錯覚を聴く者に抱かせてくれます。ヒゲダン、恐ろしい子……!

 

裏拍を強調したジャジーで楽しいリズムや、各楽器が奏でるソロも聴きどころ。

ちなみに、1番サビ後のピアノソロはサポートメンバーのよっしーさんが担当しています。

ライブ映像を観たとき、または実際にライブへ足を運ばれたとき、「藤原さんがハンドマイク持って暴れ回っているのにピアノが聞こえるぞ?」と思ったら高確率でよっしーさんが演奏をしているので、

ステージから見た左奥に注目してみてください

 

【まとめ】

現在、ヒゲダンの公式YouTubeチャンネル各サブスクリプション等では、過去のライブ映像や音源が豊富に公開されています。

今回ご紹介した楽曲はもちろん、ほかにもヒゲダンの魅力を存分に味わうことのできるライブアレンジが満載なので、少しでも「聴いてみたい」と思ってくださった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

ライター

Nishikii
栃木県在住のフリーライター。音楽・小説・映画などを中心に、大好きなものへの愛をつらつらと綴ります。推しに思いを馳せながらお酒を飲む時間が一番幸せ。 

 

 

【studio iota label】

【LoFi Hiphop BGM】流れるイオタ『黄昏を駆け抜ける』 (Official Album Video) – Driving through the twilight

 

 

スクリーンショット(2020-05-01 15.59.49)

日本のレコード会社 studio iota LLC.では音源の制作・販売、WEBコンテンツの発信、企業のWebライティング、動画BGM製作、アーティストやお店などの写真撮影、作曲・編曲事業、レコーディング・ミックス事業などを行っています。

>「心から出て心に還る音楽を」をモットーに、粋な義理人情を大事にし、 旅に似合う音楽を提供し続けていきます。

「心から出て心に還る音楽を」をモットーに、粋な義理人情を大事にし、 旅に似合う音楽を提供し続けていきます。

レコードの制作・発売
旅に関するコンテンツの発信
作曲・編曲事業
レコーディング・ミックス事業
音楽療法
デザイン・印刷
カフェバーの運営
Webライティング
写真撮影

CTR IMG