【アフリカの旅 Mbuguni編】| センゲーニャ発祥の村での演奏へ!河を渡る秘境への大冒険 | リズム音楽世界旅紀行~ケニア編⑨~

皆さん、こんにちは。Groove冒険家のZin “Atrevido” Hitoshiです。

東アフリカのプリミティブな音楽に飛び込むリアル体験談。

現在滞在中の場所はケニアのムブグーニ村

ケニア海沿いのエリアには広くミジケンダという諸民族が住んでいます。
「9つの町」の意味を持つミジゲンダ(Mijikenda)。9つの民族の総称です。
ケニアでの案内人、俵さんよりドゥルマ族の師匠 Saidi(サイディ)を紹介いただき、現在 Saidi(サイディ)と、日本語がカタコト話せる右腕の Bati(バティ)くん、僕の3人で音楽修業の旅へ出ている最中です。

文字通りの”旅”。音楽という媒体を通しているからこそ入って行けるディープゾーンと体験の数々。

 

さて、前回のお話「驚異のマリンバ編」では、昼過ぎから始まった演奏が夜中まで続き、そして朝の5時にはまた誰かが演奏を始め続きをやるという、驚異の音楽好きな村を堪能しました。

今回ケニア編第九弾。
10話に収まりきる自信がありませんが、それほどに濃い旅の顛末をお楽しみ下さい!

 

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旅のルート

1 【ケニア入国】旅の持ち物
2 【首都ナイロビ】ハードボイルドな日常
3 【首都ナイロビ~モンバサ(コーストエリア)】電気ガス水道がない村 | センゲーニャ
4 【マリンディ村】黒いキャンバスに浮かぶ見える音 | ンゴマ・ザ・ペポ
5 【マリンディ村】ついにラスボス登場!ンゴマ・ンネ
6 【ゲデ村〜別の村】ギリアマ族の村に太鼓武者修業!
7 【ツンザ村】河を渡る秘境への大冒険
8 【ムブグーニ村】驚愕のマリンバ
9 センゲーニャ発祥の村
10 ???

 

音楽好きな村ムブグーニをあとにし、次なる村へ

*アフリカの言葉がたくさん出てきますので、この先は色分けガイドと共にお読みください。

「人名」あお、 「地名」むらさき、 「民族名」オレンジ、
「音楽名」あか、 「楽器名」みずいろ、 「リズム名」赤ライン

 

ムブグーニ村での寝る最中も生演奏に包まれ、そして生演奏で起こされる、はじめての体験から一夜

快晴とは言えませんが、ケニアののどかな村らしい朝を迎えます。

 

朝食を取っていると、昨日はいなかったお兄さんが。次の村への案内人のようです。

心の底から楽しかったムブグーニ村でのマリンバ体験。

村を後にし、またもやバイクタクシーで移動です。次はどこへ向かうのでしょうか?

 

① Saidi(サイディ),案内人,バイクの運転手

② Bati(バティ),僕,バイクの運転手

3人乗り/2台のバイクで移動。

 

さすがに土で出来た道を3人乗りで運転するのは大変らしく(Saidiも体が大きいですからね)、運転手が何度か転倒(笑)!

見かねたSaidi(サイディ)が「運転手と交代してバイクを運転する」珍事を乗り越え(笑)やっと大通りに戻ってきました。

チャプオを抱えた人が、次の村の案内人(彼も演奏者)

 

到着、センゲーニャ発祥の村。村をあげてのパワフルな演奏

 

村に到着したのは13時過ぎ。予定していたよりだいぶ遅くなってしまったようです。

大変申し訳ない事にこの村のお名前を忘れてしまいましたが、僕がSaidi(サイディ)から習っていたドゥルマ族の音楽、Sengenya(センゲーニャ)発祥の村との事です。

 

すでに衣装を着た沢山の村人が待機しています。

ツンザ村の衣装もステキでしたが、こちらの村の方がより鮮やかですね!

そして何と

スピーカーにマイク!明らかに文明が進んでいる!(すみません)

 

その理由は、ツンザ村ムブグーニ村は草原の中。

こちらの村は大通りからもほど近い。そういう違いがありますね。

 

早速、演奏が開始します♪

マイクを使っての大音量Sengenya(センゲーニャ)が開始。

 

女性達は鮮やかな衣装を身に纏い歌う。それにしても素晴らしいハーモニーです。

 

男性達は同じ衣装ながらも背中に羽根のような飾りを付けています。ライオンの縦髪を表しているのでしょうか?

足には金属を巻き付け、足踏みをしてシャンシャンと5拍子にアクセントを加えていきます。

5拍子で踊るって、びっこ引いて踊っているみたいでとても不思議な感覚。

しかし、一定でない事がより力強いパワーを引き出しているのかなと感じました。

 

そして僕はンゴマ・ンネ(ソロ楽器)を。村人は僕と向き合いチャプオでベースになるメロディーを織りなしていきます。

 

村のおじさん達。いい顔してますね~♪

 

演奏が終了し、質問コーナー。
Sengenya(センゲーニャ)についてレクチャーしていただきます。

 

僕は気付いていなかったのですが、あとでコーディネーター俵さんから伝えられた事によると、師匠はご満悦だったそうです。

Saidi師匠
大変よくできた。

確かにドゥルマ族の音楽の核となるSengenya(センゲーニャ)、そしてソロ楽器であるンゴマ・ンネを日本人の僕に数日で教え、それをその発祥の村でご披露するというのは、師匠としてはとても嬉しい事でしょうね!

いや、ちゃんと期待に応えられて良かったです♪

 

最終目的地、Batiの村へ

夕方にはを後にし、次は旅の最終目的地。

ここまで旅に同行してくれた、Bati(バティ)の暮らす村へと移動します。

現在いるのは大通りなので、バスを待ちます。

 

Zin
ここでここで驚きのマシンに遭遇!

 

自転車です!しかもオール木製!前輪には泥除けまで付いてます。

構造にペダルがない事と、前方に謎のコードリールが付いています。一体どうやって進むのだろう…。

そしてこの少年の目つき。「どうだ?俺のチャリ。クールだろ?」と言わんばかりです(笑)

とーーーってもインパクトがありました。いいもの見た♪

 

夕暮れのバス停。夕陽の色と赤土の色、人々の衣装の色とが絶妙な色合いを醸し出します。

 

一見のどかで平和そうなバス停。しかし後ろに書いてある広告は…「MALARIA(マラリア)」?

 

1時間程度バスに揺られたのち、Bati(バティ)の住む街に到着。

Bati(バティ)はこの村に普段住んでいて、僕のためにSaidiの村に来て旅に同行してくれていたことを、この時に知りました!

感謝です。

Zin
ではでは、夕食をいただきます♪

 

味を覚えていませんが、フライドライスと掛けて食べるタレですかね?美味しかった気が(笑)

 

平和な夜が過ぎていきます。

しかしこの日はまだ明日から起こる人生最大級の体験が待ちうけている事を知る由もありませんでした

 

Hasta la próxima(また次回)!!

 

□ライター Zin ” Atrevido” Hitoshi

 

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【LoFi Hiphop BGM】流れるイオタ『黄昏を駆け抜ける』 (Official Album Video) – Driving through the twilight

 

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>「心から出て心に還る音楽を」をモットーに、粋な義理人情を大事にし、 旅に似合う音楽を提供し続けていきます。

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