【ケニア】ビザと入国方法 | 東アフリカのプリミティブな音楽に飛び込むリアル体験談① | リズム音楽世界旅紀行


東アフリカミュージックは、ミステリアスな存在なのか?

現代音楽のルーツというとまずはアメリカですが、源流を掘っていくと、
メロディーや楽器がヨーロッパから、リズムはアフリカからというのが僕の見解です。

厳密に言うと、奴隷としてアメリカ大陸に連れてこられてしまったのは「西アフリカ」諸国の人々。

これから訪れようとするケニアは「東アフリカ」。

スーパーディープになる、音楽修行の顛末です。


皆さんこんにちは。Groove冒険家のZin “Atrevido” Hitoshiです。

さて、今回の旅の舞台は、僕の音楽旅行の中で多分ナンバーワンの旅、

アフリカはケニアです!!

この話は数回に分けてお伝えしていこうと思います。

・・・いつもよりさらに長くなりそうなので。

 

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ケニアというと何を思い浮かべますか?

ところで皆さん、ケニアというと何を思い浮かべますか?

多分「アフリカンサファリ。マサイ族」こんなところでしょう。

実は僕もそうでした。


では、ケニアの音楽は?というと…、思い浮かばないですね!

実は僕もそうでした。

 

そんな中、なぜケニアに行ったかと言うと、ケニアに住んでいるパーカッショニスト「俵さん」という方とお知り合いになれたことがきっかけです。

彼がたまたま日本に帰って来ている時に知り合い、

「へ~、じんくん音楽のために色々な国を旅してるのか!うん、いいね!
 今度はケニアに遊びにおいでよ!面白いからさ!興味あるならいつでもおいで!」

と言っていただき、

そして
その一言にそのまま乗るのが『Zin流』です。


 僕の音楽の旅はアメリカから始まった訳ですが、ニューヨーク(NY)やニューオーリンズ(New Orleans)の経験は素晴らしいものがありました。

が、やはり知り合いがいないと2週間程度の旅ではちょっと深くまでは入って行けないんですよね。観光に毛が生えた程度止まり。


 2度目の大きな音楽の旅はブラジルのサルバドール。

日本人のパーカッショニストにくっついていく形で旅をしました。

すでに何度も行っている方と一緒だと、1日目からいきなりすごい経験が出来たんですよね。街も熟知しているし現地の友人も多いしで。

それ以来、僕の音楽の旅は『おんぶにだっこ戦法』なのです。

 

さて、俵さんの言うがままに、数ヵ月後にはケニアに行く事に。
少し前にガーナに修業に行きましたので、その時点でアフリカは2度目。



そう、現代音楽のルーツと言うとまずはアメリカですね。Rock , Pops, Jazz, etc…。

ではそこをもっと源流を掘っていくと、
メロディーや楽器がヨーロッパから、リズムはアフリカからというのが僕の見解です。

そしてそのアフリカというのは悲しい歴史ながらも、奴隷としてアメリカ大陸に連れてこられてしまった西アフリカ諸国の人々。

ですので、厳密に言うと、現代音楽のリズムのルーツは「西アフリカ」なのです。

皆が知っている楽器で言うとジェンベが一番有名でしょうか。あとバラフォン。
でもそれ以外に楽器や音楽は数えきれないほどあります。

(左 バラフォン / 右 ジェンベと僕。良い顔しすぎでウケる。

さて、話をケニアに戻すとケニアは「東アフリカ」です。

 東アフリカの音楽というとほとんど僕らは知りません。何だろう?

そして俵さんの話を借りると「ケニアには伝統音楽はない」という学者もいたそうで(大ゲンカしたと言ってましたが(笑))、そう言われてしまうほど東アフリカミュージックはミステリアスな存在なんですよね。

 

 実際ケニア現地のミュージシャンを語る若者の中にも「俺が音楽教えてやる。ジェンベだ!」といってレッスンしてお金を取るものもいるそうで、、これまた俵さん曰く「それは西アフリカの太鼓だろ!」とツッコミを入れるそうです。

それが表す事は、現地でも現地のプリミティヴな音楽というのはそれほど普及していない事が分かります。

もうその時点で、かな~りディープなものである事は想像に難くないですね。

 

さて、持ち物を整理します。

ガーナでは滞在の1か月ほぼずっとおトイレのお世話になっていたので正露丸は必須。

それ以外に言われたのは「じんくんの行く村は電気,水道,ガス」すべてないからとの事。

そうなると何を持って行けばいいか。

レッスンを録るビデオは電源が取れない。むしろ充電もできない。では電池タイプのビデオが必要だ!
電池交換式のビデオと大量の電池を買いこむ。

電気がないとなったら懐中電灯。部屋を広く照らせるワイドタイプを購入。

友達の助言でふりかけ!

絶対必需品のトイレットペーパー!!
国によってはトイレットペーパーを使いませんから、これは絶対に持って行った方が良いのです!

 

あとはアレです!マラリヤ対策です!
これは人死にますからね。そしてマラリヤには予防接種がない!!
蚊を媒体とした病気なので、大量に虫よけクリームを購入。
日本で主流はスプレータイプですが、スプレーは無駄も多い!やっぱりどこを塗ったか確認できる塗るタイプが良いです。

あとポケッタブルの蚊取りマット(電池式)、蚊取り線香。
あと寝る時用の蚊帳もAmazonで購入!

これでマラリヤ対策は万全!

最後に現地についてからマラリヤになった時の飲み薬を購入するのみ。

でも俵さん曰く、
「マラリヤはさ、対策するよりなってから薬飲んだ方が早いよ。」

マジすか!さすが現地在住の人は言う事が違います!!

 

持ち物に関してはこんな所ですね。

かなり万全。というか持ち物多い。

 

入国前からすでにおもしろ案件

「え?入国ビザ?大丈夫だよ、ケニアの空港で取れるからえ?宿泊地聞かれたら?なんか有名なホテルの名前でも言っとけば平気だから。第一大使館は金取りたいだけなんだよ。現地が潤わないし、空港で取れ。」と、俵さん。

通常の日本人の感覚ではビビっちゃいますよね~。
だって現地の空港着いて入国審査通れなかったら『はい、お帰りください~』ですよ?!

ビビって在日ケニア大使館に念のため確認。

 

大使館員「そうですね~。空港で取れる時もありますが、取れない時もあります。」

逆に怖いわ!!
でもVISA取得のお値段を調べると明らかに現地調達の方が安い…。
覚悟を決める時です!

Zin「よし!現地で取ろう!!」

そして有名な観光ホテルの名前,住所,電話番号をメモし、いざ出国!!

と思いきや、出国数日前にこんな情報が!

『ナイロビ国際空港 火事で閉鎖』

VISAない上に空港が火事で閉鎖?!大丈夫なの?!


搭乗するカタール航空に確認をし、何とか飛んでるらしいという情報をゲット。

もう行くしかありません!!

いざ出国!!前途多難とはこの事!!

 

乗り換えのカタール、場所はあの『ドーハ』です!

そうか、この地であの有名な『ドーハの奇跡、いや、悲劇』が起ったのか…。
と感慨深くなりつつも、さすがアラブ諸国!お金持ち!っていう感じの空港でした。

空港ラウンジ超快適!!今や日本の空港でもある所が増えましたが、「お祈りの間」も空港にあります。

さーてと、とゆっくりして30分前に搭乗口へ。

職員「オガワさんですか!
   最終コールですよ!早く早く!!」と。※ Zin ” Atrevido” Hitoshi の苗字は オガワです。

え?30分前じゃん?!なになに?とビックリしていると状況が掴めてきました。
ドーハの空港は強烈にデカイのです!

搭乗口と思っていたゲートはバス乗り場で、そっからバスで10~15分。

夢の空港地上からの搭乗です!あのよく有名人が降り立つ!みたいなやつ。

しかし皆さん、こんな事もありますから、海外では搭乗時間に気をつけて下さいね!!

 

ケニアの入国!

さて、色々楽しんだところでついにケニアに到着!

ナイロビ国際空港、焼けてる焼けてる。ニュース通り!!

 

通常のゲートは使えないものの、やはり地上に降りて、臨時の入国口へ。

そしてかなり分かりやすい感じに「VISA取得コーナーの看板(安堵)!

言われた通りの価格!

お安い~♪手続きも簡単でした♪

 

さてお次は入国審査

入国審査員「観光で3週間ですか。なるほどサファリに。サファリに3週間ですか?この高級ホテルに3週間ずっとで、ずっとサファリ?」

スルドイ質問を投げてきます。さすが入国審査員。
僕も負けじと応戦です。

Zin「そう。3週間。俺はサファリが大好きなんだ。ホテル?リゾートに来てんだ。良いとこにずっと泊っててもいいだろう?」
応戦というか、単にそのまま強引に切り返しただけ。

 

審査員、ちょっと首をかしげながらも

入国のハンコ、バシン!!



そして次に持ち物チェック。

職員「なんだこれは?!この大量の電池は何に使うんだ!!」

当たり前です。
僕の持って行った電池は12本パックを4セットほど。
やろうとすれば火事を起こしたり簡単な爆弾とか作れそうですよね(知らないけど!)
必死に説明するも、なかなか難しい。

Zin「え~っと、電気のない村に行って録画するから電池が必要で~。なんたらなんたら…。」
ここでもまた職員さん首をかしげながらも通してくれました。

無事ご入国~(わ~♪)



ゲートを出るとそこに俵さんが!「おー!よく来たね~。」
そして俵さんの隣りにはケニア人。

俵さん「俺の右腕のサイディーだ。彼が今回のじんくんの先生だ。」

おお!よろしくお願いします!

 

しかしこの時点ではまさかのスーパーディープな旅になろうとは思いもよりませんでした。。。

さて、今日の内容はここまでです。
次回は『現地在住の案内人が語る、ケニアの衝撃のカルチャーショック編』です。

 

また次回お会いしましょう。
Hasta la próxima(また次回)!!



ライター Zin ” Atrevido” Hitoshi


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【LoFi Hiphop BGM】流れるイオタ『黄昏を駆け抜ける』 (Official Album Video) – Driving through the twilight

 


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