万葉の時代から港町として異国の文化を取り入れながら発展してきた『神戸』。
明治から大正にかけては数多くの欧米人が訪れ、その影響から洋食文化が急速に広まったとされています。
神戸の洋食といえばデミグラスソース!
• ハンバーグ
• オムレツ
• ハヤシライス
• ハッシュドビーフ
• ビーフシチュー
• ビーフカツ
• ビーフステーキ
• オムライス
デミグラスソースを使った料理は、まさに洋食のシンボル的な存在となっていることがわかります。
フランスよりも日本で愛される洋風ソースの王様。
もともとはフランスの宮廷料理に起源をもつデミグラスソース。
実はデミグラスソースがこれほど愛され、消費されている国は日本以外にはありません!
日本人は、西洋料理をそのまま取り入れたのではなく、ご飯に合うように作り変えて、『洋食』という独自の食文化を作りあげました。
それを支えたのが洋風ソースの存在でした。
デミグラスソースには種類がある。
今みなさんが思い浮かべるデミグラスソースには種類があるのをご存知でしたか?
「船系」と「ホテル系」と「下町系」。
| 船系
当時、船員が船の中でご飯を食べるときに胸やけしてしまうので、コックに「サッパリしたものを作ってくれ」とリクエストしたことがデミグラスソースのはじまり。
| ホテル系
海外修行帰りの日本人コックが神戸の港で船から降りて、ホテルで働き出したときに、もっと美味しいものを作ってくれと言われて、現在のデミグラスソースが出来たとされています。
そんなお話を聞かせていただいたのは、神戸の洋食に魅了され、巡り巡って洋食店を40軒制覇した”ビフカツの貴公子”!
魅了されたきっかけや一押しのお店トップ5を教えてもらうことにしました。
お話を伺った人。
「tkpさん」です。
まずは、洋食屋さんめぐりにハマったきっかけを教えていただけないでしょうか?
とりあえず私が好きな洋食屋さんをご紹介しますね!神戸の洋食屋さん巡りを始めたきっかけは、新卒で神戸に赴任した時に泊まっていたホテルの裏にあるビーフカツレツで人気の「グリル 末松」さんへ訪問した時のこと。人生初のビフカツはびっくりするほど柔らかく、特製のデミグラスソースに感動したのを覚えています。
元々美味しいものを食べることが好きだったので、これがきっかけとなり洋食屋さん巡りを始めました。
デミグラスソースを使った神戸の洋食Top5はココだ…!分厚くて柔らかいにもほどがある牛肉が絶品でした。
洋食屋 双平(元町)
・カレーはスパイシーで辛めです
デミグラスソース度:5
夫婦二人で切り盛りをされていて、店内もレトロ調でとても雰囲気が良いです。小さめのお店でカウンターと二人がけのテーブル席が2つあります。
ここのお店の特徴はなんといっても絶妙な揚げ加減の揚げ物とデミグラスソース。
お話を伺ってみると、ご主人のお爺さんの代からデミグラスソースのレシピは変わっていないとのこと。船のコックをされていたようで、そのレシピを引き継がれているようです。
船で作られたソースなだけあって、コク深くほろ苦いのが特徴。
カレーライスのように、デミグラスソースをご飯にかけたドビーライスは絶品です。
ちなみに、私のお気に入りは牛肉巻きコロッケ定食。少し甘めのコロッケにカリカリになった牛肉、ほろ苦いデミグラスソースがよく合います。
住所 : 兵庫県神戸市中央区栄町通2-9-4 川泰ビル 1F 営業時間 : 11時00分~17時30分 |
洋食の藤(ハーバーランド)
贅沢食い度:5
ハンバーグにオムライス、トンカツなどなど洋食屋さんの定番メニューがずらりと並ぶ洋食屋さん。価格もリーズナブルで気軽に入れるお店です。
私のお気に入りはトンカツとカニクリームコロッケのセット。デミグラスソースはコク深く甘いソースでトンカツの旨味と相性抜群。カニクリームコロッケはカニの味が濃厚でタルタルソースの酸味とよく合います。
さ、ら、に、カニクリームコロッケとタルタルソース、トンカツとデミグラスソースを一度に頬張るとカニの旨味、タルタルの酸味、豚肉の旨味、デミの甘み全てが合わさって最高に贅沢な美味しさです。
ちなみに、ご飯大盛り無料ですので、お腹も胸も一杯になれますよ。
※勝手ながら贅沢食いと呼んでいます。笑
住所 : 兵庫県神戸市中央区相生町5-10-21 営業時間 : 11時00分~14時00分 17時00分~20時30分 |
洋食の朝日(西元町)
ビフカツ度:5
神戸っ子なら「アサヒ」というくらい人気の行列店といえば、洋食の朝日。
こちらの営業は平日のお昼のみですので、連日開店前から長蛇の列です。
人気メニューは牛のフィレ肉を使用した名物のビフカツ。
お肉が肉厚なのにかなり柔らかいのが特徴。レアな揚げ加減のお肉と、3日間仕込んで作った特製のデミグラスソース、添え物のバターが効いたマッシュポテト、一度に頬張れば正に口福。こんなの美味しくないわけないですよね?笑
噂ではポークチャップもかなり美味しいらしいので、行かれた際には是非チャレンジしてみてください!
※私はビフカツの誘惑に毎回負けてしまい、頼んだことがありません….すいません….
住所 : 兵庫県神戸市中央区下山手通8-7-7 営業時間 : 11時00分~15時00分 |
グリル末松(三ノ宮)
人気の老舗ゆったり度:5
ランチタイム時には開店前から行列ができる人気の洋食屋さんです。
デミグラスソースが濃厚でコク深く上品な味わいで、ビフカツとの相性も最高です。
ワインと合わせて食べても美味しいのではないでしょうか?私はお酒が飲めないので、あくまで想像ですが。
私のお気に入りはマカロニグラタン!お皿からはみ出るほどたっぷりと盛り付けてあり、ベシャメルソースも濃厚で美味しいですよ。
平日ランチであれば千円で素晴らしいクオリティの洋食を食べることができます。
三ノ宮を訪れた際には是非行ってみてくださいね。
住所 : 兵庫県神戸市中央区加納町2-1-9 営業時間 : 11時30分~14時30分 18時00分~22時00分 |
なんじゃろ 本店 (灘)
コスパ最高度:5
料理のほぼ全てが1,000円以内で収まってしまうコスパ最高な洋食屋さん。
こちらのお店のデミグラスソースは野菜の旨味が効いた優しい味わいで、ビフカツと食べると肉の美味さが引き立ちます。
オススメの定食はデラックス定食。エビフライ2匹とハンバーグ、ふわふわのスクランブルエッグが乗っていて、大人のお子様ランチみたい。ご飯も大盛り無料なのもポイント高いです。
日替わり定食もやっていますので、今日の日替わりは「なんじゃろ」と思いながら通ってみてください!笑
住所 : 兵庫県神戸市中央区宮本通2-1-39 営業時間 : 11時30分~15時00分 17時00分~21時00分 |
いかがでしたでしょうか?
貴公子が自分の足で歩いて構築されたデータベースは、自分の感性とは違うからこその、新しい出会いがありました。
ここまで食が発達するのも神戸が異文化の玄関口である港町だからでしょう。
実は大阪よりも食い倒れが出来る街なのかもしれません。
また、いつでも遊びに来てくださいね!
【studio iota label】
【LoFi Hiphop BGM】流れるイオタ『黄昏を駆け抜ける』 (Official Album Video) – Driving through the twilight
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