鶴見線に乗って、外界からアクセス不可能の秘境駅へ
- 鶴見線『海芝浦駅』
- 海底トンネル往路 川崎側→東扇島側
- TVアニメ『RELEASE THE SPYCE(リリスパ)』の聖地にもなった人工海岸。
- 海底トンネル復路 東扇島側からの出入口
- 川崎駅へ戻る
鶴見線の終着駅、海芝浦駅。
この駅はかなり変わっていて、まず外界からのアクセスが不可能とされています。
正確には、駅地が東芝京浜事業所の敷地内の一部にあるので、一般人は駅から外に出ることができません。
無人駅であり、電車の本数も2時間に1本ほど。
ホーム直下が海です。
駅舎の目の前が東芝工場のゲートになっています。駅舎のみの撮影だけが許されており、東芝工場にカメラを向けるのは禁止だそうです。
鶴見線では、”工場地帯の風景とビール飲み放題の「ビール列車運行」”というイベントが行われています。
レトロがよいかんじ。
浅野駅。猫と鳩とスズメ。
お次は、全長1200メートル、徒歩15分という
日本最長の「歩いて渡れる海底トンネル」へ突撃します。
往路 川崎側→扇島側
川崎駅から市バスに乗って、ちどり公園まで行きます。
場所はかなり辺鄙で、風景が工業地帯のそれに変わって来ると、人の気配は少なくなります。
海底トンネルは車道と人道で入口が別になっていて、看板を頼りに進んでいきます。
ちょっとしたアドベンチャーです。
入り口発見!
地下道への階段はジメジメしており、濡れて滑ったりします。
地下に居る最中に「地震が起きたらどうしよう」「急に浸水して水が迫ってきたらどうしよう」と考えてしまうのが、人の常かもしれません。
圧迫感あるので、足が前に進まなくなります。
頭の中では、村上春樹の小説「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の舞台の、”やみくろ”が、頭の片隅にチラつきます。
出口の階段に足を掛けると、圧迫感は一気に解消されます。
トンネルを抜けると、そこは東扇島でした!
復路 扇島側→川崎側
東扇島東公園の夜景の眺めは素晴らしく、いうことありません。
昼間の人工海岸には、SFの近未来世界のようなディストピア感が漂っています。実際はバリアフリーの施設もあり、車椅子での散歩にも使用できる場所です。
川崎市(空崎)を舞台とした、TVアニメ『RELEASE THE SPYCE』のモデル地でもあります。
人口海岸は、泳がないでね、遊泳禁止。
ミュータントが出現する前に、川崎側に戻らなくてなはりません・・・という気分になる夕暮れ。
東扇島北公園の中に、海底トンネルの歩行者通路入り口の場所を発見しました!
しばし15分間ほど地底世界へと吸い込まれまして、
千鳥町側へ到着。川崎駅へ戻るには東電前のバス停からバスに乗りました。
終バスは平日で23:29、休日で22:55と概ね遅くまで走っているので安心よ。(2018年1月現在)
プチ冒険するには、かなり本気度が高い場所です。
川崎駅に到着したら、お茶を飲んで温りましょうか!
サイフォンコーヒー ホットケーキの店 珈琲苑
お疲れ様でした。
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