地図で旅する東京の水辺

第3弾は、近い将来に訪れるだろう東京の水辺の未来へタイムトリップ!

未来予想図や開発計画図を見ながら、

水辺の可能性、

そして我々の未来に触れてみたいと思います。

 

『水』をテーマに、
「江戸時代」、「戦後」、そして「未来」の東京へ

首都高の地下化計画図
(「首都高速道路日本橋区間地下化事業」引用)

 

さて、第2章 【暗渠】地下水路は街をつなぐ見えないネットワーク。裏原宿キャットストリートから渋谷川と巡る東京街歩き。に続き、またまた地図の登場です。正確には事業計画図になります。

 

2040年予定の日本橋エリアの再開発の計画図。


日本橋付近を走る首都高の地下化が示されており、日本橋川上空が開ける計画となっています。

    ・計画(地下部分)
    ・撤去する既存構造物

などの表記が確認できますね。

 

ほうほう。すごく変化するみたいですね。

 

誰もがその名前を知る街「日本橋」

日本橋(にほんばし)は、東京都中央区の日本橋川に架かる国道の橋。

日本の道路の起点であり始点。

「全ての道は日本橋に通ず」なんて言葉でご存知ではないでしょうか?

よく見かける「東京まで○○km」の標識は、この日本橋までの距離を表しています。

 

さて、この日本橋ですが、日本の起点というわりには、残念な姿をしております。

橋は厳荘で格式を醸し出しますが、その上を首都高速道路が走っており、

どこか仄暗い雰囲気となってしまっています。

現在の日本橋風景
(「首都高速道路日本橋区間地下化事業」引用)

 

まるで第2章でみた暗渠(あんきょ)のようですね。

 

それもそのはず。日本橋の上に首都高速道路が通ったのは、渋谷川(しぶやがわ)暗渠(あんきょ)と同時期の1963年。

昭和の東京オリンピック開催の1年前なのです。


首都高速道路はオリンピックに合わせて作られましたが、

オリンピック開催決定から僅かな時間しかなかったため、高速道路用の用地買収する時間もなく、用地買収を伴わない川の上に、蓋をするような形で首都高が建設されました。

 

個人的には、この首都高の形、横は開いていますが、

広義の意味での「暗渠」だと感じます。

 

景観なんて二の次、三の次の状態ですね。

こうして残念な日本橋に変貌してしまったのです。


 

地元有志からはじまる「日本橋川に空を取り戻そう」


首都高建設から60年近くが経とうとした現在、人々の求める事は、

物理的な豊かさから、気持ちの豊かさに変化しました。

 

「景観」、「憩い」  、「癒し」

そんなキーワードと日本橋は、相見えない対極に位置しているようにも思われます。

きっと多くの人が感じていたであろう気持ち。

やがて地元有志から、日本橋川再生が望まれるようになります。

 

2000年頃から「日本橋川に空を取り戻そう」という動きが更に活発し、

国や都を巻き込んだ検討会が開かれるようになりました。

 

そして、

2017年7月、国土交通省及び東京都が日本橋川上空の首都高地下化を正式決定。

 

示されたのが冒頭の計画図です。

 

首都高C1路線の「神田橋JCT」〜「江戸橋JCT」までの約1.8kmが地下されるようです。地下化に伴い、日本橋川上空の道路、橋桁が撤去されます。

これで、日本橋川上空に空が広がります。

 

豊かな水辺の再生


さらに、首都高の地下化に合わせて、周辺エリアの大規模な再開発も計画されています。


開発の重点構想の一つとして、『豊かな水辺の再生』が謳われ、広大な親水空間の創出される事となりそうです。

 

これによって人の往来が増え、

江戸時代から栄えた日本橋の復活になるかも知れません。

 

水を呼び水にして、街、界隈の再生。

多くの人が望んでいる街づくりのように思います。

日本橋再生計画第3ステージの日本橋川周辺の開発イメージ
(三井不動産「日本橋再生計画で目指す街づくりビジョン」、「日本橋再生計画第3ステージの重点構想および街づくりの考え方」ニュースリリースからの引用)

 

未来に向けて変わりゆく街の姿を見てみたい

 

過去に蓋をされた川を復活させる。すごくワクワクしませんか?

その時代と共に求められる形に姿を変えてきた街並み。これからどんな姿を見せてくれるのか、楽しみですね。

 

もしかしたら、これが良い例となって、東京都内の暗渠がどんどん外されるかも知れない。親水空間になるかも知れない。なんて妄想も広がります。

水の都、東京の再生。

あぁ、見てみたい。

水に触れ、水と過ごし、水と共に生きる。そんな未来。

 

2040年。あと20年かけて生まれ変わろとしている日本橋。

そんな姿を、将来の計画図やイメージを通して「ああでもない、こうでもない」と勝手に想像、妄想してみるのも楽しいかも知れないですね。

もしくは未来に向けて変わりゆく街の姿を、現地に定期的に足を運んで眺めてみる。移ろいを感じる。

そんな街との関わり方もオツなものですね。

 

おわりに


さて、3回に分けて「江戸」、「昭和」、「未来」の地図を使ったタイムトリップの一例を紹介させていただきました。

タイムトリップ楽しむコツは、『想像力』と『妄想力』。ただそれだけです!

 

今、なかなかお散歩出来ない状況ですが、是非想像と妄想をフル活用して、皆さまなりのタイムトリップを楽しんでいただけると幸いです。


地図って面白いですよね。

 

 ライター オキツ カズヒロ

 

①番外【大江戸今昔めぐり】江戸時代へタイムトラベル!?「江戸前」って言葉の語源。

②【暗渠】地下水路は街をつなぐ見えないネットワーク。裏原宿キャットストリートから渋谷川と巡る東京街歩き。

 

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