今日も屋台で「ジョセヨ~(下さいな)」
ソウルの街角で道を尋ねると、すーごく丁寧に案内してくれたり、時にはお店の外まで出てきて身ぶりで教えてくれたり、本当に親切だ!
泊まった先のラブホテルらしきモーテルはひたすら暗い。
少しだけ、純情が傷付いた気がしていた。
私、ヤマシイ事は何もしないし、閉所恐怖症なので、窓を下さい。
バックパッカーの旅をしている最中、パリを出たワタクシstudio iota labelのビビリな冒険家・前田サキ(@nagareruiota)は、次の行き先を迷っていた。
石畳に太陽の光が照りつける、8月のことだ。
とあるバンドの打ち上げにて 新大久保で韓国料理を初めて食べ、それはそれは美味しくてテンションが上がってしまった。
「こんな美味しいものが食べれる韓国の、現地に行ってみたい!」
一路ソウルを次の目的地とした。
正直不安もあった。
[自分の人生がうまくいかないことを、中国や韓国のせいにしている人たち。]
というのを、ネット上でお見かけしているからだ。
・・・実際、現地はどうなんだろうか?
迷いながらも、エイヤッっと大韓航空に乗った。
しかしそこは快適で、CAさんは感じの良い美人で、ナンカいい感じなのだ。
それは、ソウルに着いても同じ。
地下鉄は広く、4カ国語で案内されており、快適そうだった。
(韓国語、英語、中国語、日本語)
ソウルの街角で道を尋ねると、すーごく丁寧に道案内してくれたり、
時にはお店の外まで出てきて、身ぶりで教えてくれたり、本当に親切。
アジア系旅行会社に勤める友人の、ソウル支社の方々の案内で、
日本語の出来る韓国の女性8人と一緒に、弘大(ホンデ)という場所へ、サムギョプサルを食べに行く。
一次会は、チヂミ&マッコリのお店。
店のおばさんは日本に18年住んでいたらしく、日本語の発音が完璧だった。
二次会は、念願の焼肉屋でサムギョプサルを。
お酒は、ビールと焼酎を混ぜたものが、バンバン出てきていた。
ソウル支社の女性達は、仕事後にも関わらず、実によく笑い、よく呑み、みんなで冗談を言い合っては明るくしゃべっていた。
それって、すごく魅力的だった。
小さなジャズバーでセッション演奏をする。
「音楽をやっているので、演奏ができる場所はありませんか?」
と伝えると、帰りにJazz Clubを案内してくれた。
チャージは安くて気軽だ。
ひととおり演奏が終わると、酔っぱらった顔で「バイバーイ!」と夜の街へと踵を返す。
まるで、明日も会うしね、みたいな感じだった。
初対面の一夜で、もう二度と会えないかも知れない その8人の女性たちの顔。1人1人を、今でも私は思い出す事ができる。
泊まった先のラブホテルらしきモーテルはひたすら暗い。
パワフルな笑顔を分けてもらったのが、勇ましく、
先だって一緒に飲んできたばかりの友人の旅行会社に予約を頼んだホテルに着くと、どうも電気が見当たらなかった。
天井に電気が・無・い・!そして窓が開か無い。
愛し合う男女のためのベッド、いろいろ もろもろ。
オレ ヒトリ。
これは!!?
旅のモチベーションは、ここで決まる部分も大きい。
「後で絶対笑い話になるなぁ」と思い苦笑いしつつも、
少しだけ、純情が傷付いた気がしていた。
**ラブホテルらしきモーテルはひたすら暗い。 **
私、ヤマシイ事は何もしないし、閉所恐怖症なので、窓を下さい。
予約してくれた友人になんて言おう。
ソルロンタンを食べ、町歩きに出発。
ソノ手のホテルのフロントは韓国語しか通じないと言うレビューだったが、
英語と日本語を使ってしゃべってくれて、朝から少し嬉しくなった。
お昼に「ソルロンタン」を食べに行く。
生薬と骨付きカルビ、透明な麺の入ったスープに、ゴハンとネギを投入。7000ウォン(500円)。
弘大をウロウロして写真を撮ったあと、地下鉄2号線と3号線を使って、南部のファッションタウン、狎鴎亭(アックジョン)へ。
地下鉄の値段はは安く、10kmまで900ウォン(65円くらい)。
鉄道カードのT-moneyがどこまでも便利だ。
日本の感覚とは真逆で、チャージしても全然無くならない。
ソウル中に張り巡らされたバス網は、旅行者など初心者が乗りこなすには難しいものらしく、「難しいから乗らない方がいいよ」って。
8月の街路樹の中、日本より少し気候は涼しく、蝉の鳴き声はほとんどしなかった。
川を見よう!と思い立ち、漢江(ハンガン)を目指して歩くが、1本道なのに、神隠しにあったようにどうにも辿り着けずにいる。
30分くらい歩いた後、これは縁がないんだなぁと元来た道を引き返し、街を一通り歩いた後、公園で休憩。
おばちゃんたちが談笑し、お父さんと娘達が遊具で遊んでいる、平和な平日。
地図を広げて、こんどは北部の三清洞(サムチョンドン)へ向かう。
韓国の伝統的な住居、韓屋が立ち並ぶ一帯。
ショップやオシャレカフェ、ギャラリー(けっこう無料ばかり)が、山の見える路地に連なっていて、オシャレさとレトロさが不思議な魅力だ。
そして観光客で賑わう 仁寺洞(インサドン)を通って、おみやげを買い物。
竹下通りみたいな華やかさの中に、工芸品とか骨董品とか古本などのアヤシイアイテムが並んでいた事にテンションが上がる。
今日も屋台でジョセヨ〜
部屋にPCを置くのは止めて欲しい。
気を抜くと[ㅕㄷ겨ㅗㅈ댜ㅓㅍ려ㅗㄱㅈ뎌ㅑ ]こんなになってしまうけど、つい遊んでしまうから。
宿泊先であった梨大(イデ)駅周辺は名門大学に囲まれた学生街で、こじんまりしたエリアがプチ渋谷みたいで、明るくて華やかだった。
散歩をしてから、駅へと向かう。
サラリーマンの御用達エリア、市庁(シチョン)裏。
こういうエリアは特に日本とは本当によく似ているなぁと言う感じで、看板の文字を見なければ、時々錯覚してしまいそうになる気がする。
明洞(ミョンドン)近くの大通りで現在位置をカクニンし「観光客向けなのでおススメはしない」と聞いていた明洞はスルー。
韓国で一番古い歴史を持っている市場、南大門(ナムデムン)へ向かう。
市場へは、いきなり入った感じだった。
色とりどりのカサと屋台がひしめいている。
エリアごとに品物が別れていて、地元の人もたくさん居る。
暗めの路地を覗くと、そこには食堂が集まってコンロが並んでいる。
とても狭いので、店の外で調理をし出している様子。
「皿洗い部屋」みたいなところがあって、男女2人が泡の入ったタライ状のものの脇に座り、懸命に皿洗いしているのが見えた。
ソウル駅から午後の空港列車に乗って、日本へ帰る予定だった。
南大門からソウル駅までは歩ける距離。
地図を広げて駅へと歩いて向かうが、南大門のどこかしらの入り口はとても広くて、抜けられない。
どこの通りも、入口近辺はこぞって美味しそうなものの屋体がある。
トッポギ
オデン(魚の練り物)
ホットク
キムパプ(のり巻き)
ジョン(韓国式お好み焼き)
クンマンドゥ(餃子)
スンデ(豚の腸詰)
パジョン(チヂミ)
などなどが、どこまでも立ち並んでいる。
乗りたい列車の時間は、迫っていた。
今日もいい天気で、「先週まで雨だったんだよ」と言われた事を思い出す。
この旅での天候運の良さは、もう何度目の事だろうか?
などと しみじみ感じていた。
【studio iota label】
【LoFi Hiphop BGM】流れるイオタ『黄昏を駆け抜ける』 (Official Album Video) – Driving through the twilight
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