自宅スタジオ。
音楽を嗜むものにとってはそれは夢の空間であり、永遠の憧れ。
誰もが「防音室」で検索して、その施工費の高さに枕を濡らした経験があると思う。
しかし!
諦めてはそこで試合終了。
結論から言うと
完全防音でなくても、少額の予算と工夫さえすれば半防音の自宅スタジオを作る事ができる!
騒音力No.1の楽器!!「パーカッション・ドラム奏者」の悩み
申し遅れました、パーカッションのTAKAFUMIです。『YouTuber』としても活動しております。
パーカッションとは打楽器全般(含ドラム)で、
簡単に言うと 騒音力No.1の楽器。
しかし諦めが悪い筆者は、どうにか低予算で自宅スタジオを作れないかとリサーチと実験を繰り返した。
苦節10年、楽器練習と宅録そしてYouTube撮影ができる自宅スタジオを作る事ができたのでその様子を紹介します!
ご近所から苦情が来ないレベルは低予算で再現可能
完全防音ではなくても半防音、つまりご近所から苦情が来ないレベルまでで良ければ低予算で再現可能だと思うので、楽器やる方、宅録したい方、YouTuberの皆々様の参考になれば幸い。
前置きが長くなったので、いきなり見て頂こう、
こちらが筆者の自宅スタジオです!ドドン!
床の防音
もともとは一軒家賃貸の一階の和室をDIYしてこのような形になった。
まずは床。畳の上に業務用の防音防振マットを敷き詰める。その上に厚手のラグを敷いた。
打楽器はとにかく振動が伝わるので床の防音・防振を第一に考えてここには予算をかけるべき。
とは言っても8畳のスペース分のマットとラグで大体4〜5万円ほど。どちらもネット購入できる。
ちなみにマンション2階以上に住んでいて下階への振動が気になるという場合はこの防音防振マットを2重、3重にすればよい。(筆者も前に住んでいたマンションではそのようにしていた。)
窓の防音
次に窓、これは家選びの時から、となりの家と離れている、雨戸が付いている等、ある程度は音響的好条件の物件を選ぶ必要がある。
(ごくたまに国道沿い・線路沿いで二重窓デフォルトの物件があったりして ワオ好条件!と飛びつきそうになるが、こういった物件は逆に外からの騒音特に低音が貫通して宅録困難という場合が多いので気をつけよう)
筆者の場合はまず雨戸、窓、発砲スチロールとプチプチで自作したはめ込み式の板を3重に、最後に防音カーテンを2重にしている。
少し調べば分かるが、音というのは空気の振動なので、
この振動を抑えるために、できれば色んな材質のもので空気を含めた複数の層を作ればかなり音の透過性は防げる。
少なくともこれで外からの音はほとんど聴こえなくなった。
ドラムを叩いている時に、外から家族にチェックしてもらったところ「聴こえるけど全然うるさいレベルではない」とのことで『ご近所から苦情が来ないレベルの半防音』は達成できたと言える。
ちなみに気になるお値段だが防音カーテンがネットで約4万、発砲スチロールなどの材料がホームセンターで約5千円ほど。
つまり予算総額10万円以下で半防音室化できたのである!
自宅スタジオが手に入る金額としてはかなり理想的な額ではないだろうか。
秘密基地作りに終わりなし!
さて、早速防音マットやカーテンを注文しようとブラウザを開いている最中と思うが、せっかくなので最後に筆者のスタジオの全容を紹介したいと思う。
撮影用の白幕。シワを取るのがめちゃ大変。
撮影用照明。これがあるとないとでは全然違う。ちなみにこの後ろの押入れに使わない楽器やケースなどが入れてある。
ドラムセット周り。自由にセッティングできるとなると要塞化しがち。
棚には小物パーカッション。
※ 決してキャッチセールスで売られた訳ではない。
エアコンは必需品。湿度の調整もあるので、梅雨〜夏は基本エアコンつけっぱなし。
何気に冷蔵庫&電子レンジ完備。冷蔵庫があると秘密基地感が増す(?)
休憩用ソファーも完備。練習で疲れているときはここで寝落ちしていたりいなかったり。
・・・とまあ、こんな感じ。
サクッと音出しができる、練習できる、宅録できる、撮影できる、というのは本当に素晴らしい。
- 床の防音・防振マットとラグ・・・4〜5万円
- 防音カーテン・・・約4万
- 発砲スチロールなどの材料・・・約5千円ほど。
興味が沸いた貴方、DIYで半防音スタジオ、作ってみてはいかがだろうか。
そして、このスタジオからYouTube撮影しているので、
ぜひチャンネル登録もして頂けると泣いて喜びますどうかよろしくお願いします(土下座)
↓↓↓
【YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/user/TakafumiSakai
□ ライター TAKAFUMI
□■□■□■□■□■
【studio iota label】
日本のレコード会社 studio iota LLC.では音源の企画制作・流通販売、WEBコンテンツの発信、企業のWebライティング、動画BGM製作、アーティストやお店などの写真撮影、作曲・編曲事業、レコーディング・ミックス事業などを行っています。
【ウェブサイト】http://www.studio-iota.com/
【キャンプマガジン】https://iotabi.com/campio/
【note】https://note.mu/nagareruiota