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昭和の埋め立てで誕生したエリア「有明(ありあけ)」

年間1300万人が来場する東京ビッグサイトがある有明。

国際展示場近辺の有明三丁目にはオフィスビルやホテルが立ち並んでいます。

地図をよく見てみると、四角くて綺麗な地形をしてますよね?

このエリア(有明、豊洲)は自然に出来たわけでなく、『関東大震災の瓦礫処理』で、人の手によって埋め立てられて作られた地です。

有明の歴史は、昭和6年からの10カ年計画(東京港修築事業計画)により【埋立地】として誕生しました。

東京湾の埋立の歴史

埋立地の利用の変遷は、その時代のニーズの変化に直結しています。

例)芝浦エリア
倉庫→娯楽→居住

大井埠頭から近い事もあり、各社の倉庫や事務所が建ち並んでいた70年代の芝浦エリア。

あまり人が立ち入らない場所に変化が訪れたのは、70年代後半でした。
田町ハイレーン』の誕生です。

 

田町ハイレーンは、都内最大級のボーリング場。様々なテレビのロケ地として使用された、人気のボーリング場。(2014年閉館)の登場です。

人々の生活に余裕が生まれたことで、余暇に対する考え方が寛容になってきた時期と一致します。

 

更に、90年代初頭、一世を風靡したディスコ『ジュリアナ東京』が芝浦の地に誕生します。

ボーリングやディスコ。住宅地ではなく、倉庫地帯だから、音に対して受け入れる土壌があり、非日常の空間としての受け皿であった埋め立てエリア。

その後、バブル崩壊により、「物質的な豊かさ」から「心の豊かさ」を求める傾向となり、湾岸エリアの魅力が見直され、非日常から日常的に触れたい感情へと変化します。

そのことから、現在の姿、タワーマンションが立ち並ぶエリアと変貌したのではないかと考えます。

 

同様に、倉庫→劇場、高級レストラン→タワマンとなった天王洲エリア、
工場→ショッピング→タワマンとなった豊洲エリア、

現在進行形として、工場から余暇エリアに変わろうとしている新木場エリアも、似たような変遷といえるでしょう。

 

このように非日常的から日常へ、人が求めるニーズを具現化し続けるのが、東京の埋め立てエリアです。

 

散歩をしながら、現在の街の風景を記していこうと思います。

 

① ベストオブ夜景駅

 

有明。まずそう聞いて頭に浮かぶものはこれ。

タワーマンション。

様々な不動産会社がこぞって、有明有明

タワマンタワマン。ですもんね。

 

勝どき、月島、佃、晴海、豊洲、東雲、有明といった東京の湾岸エリア。十数年前までは工場や倉庫が多い地域でしたが、近年、都市開発により街が大きく様変わりし、タワーマンションが続々に建設されています。

https://getnavi.jp/life/350459/
 


それだけ、土地がある事の裏返しではありますが、大規模開発はワクワクするもの。

これから発展するんだろうと思うと、今しかない有明は貴重かも知れません。

 

うん。そんな開発の象徴のタワマンを綺麗に、そしてワクワク見えるのが、今回の旅の出発点。

りんかい線『東雲駅』なのです。

 

この駅名読めますか?東京の難読駅名としても有名です。

アニメ『日常』のキャラで覚えました。って人もいらっしゃるのではないでしょうか?

しののめ、なのです。

 

この駅の凄さは、大崎方面行きホームから見る、電車。ホーム。タワマン夜景の構図。

ホーム後ろ半分は屋根がないから成せる技。そして屋根が無いからこそ感じる、微かな潮の香り。視覚も嗅覚も刺激される駅、東雲なのです。

 

② リノベーションとマニアックな尖った遊び場

 

そんな東雲の駅なのですが、駅前はちょっと淋し気。と言うか暗い。

特に南側は倉庫、物流、工場の街。これが本来の東雲の雰囲気でしょうか。

 

港湾+高速道路。

そうなりますよね。

 

そんな街も少しずつ変わろうとしています。

 

前述のように、隣接する新木場エリアと同様、工場、倉庫から余暇のエリアへと、

広い倉庫を最大限に活かしたリノベーションが目立つでしょうか。

『写真・映像系のスタジオ』など、クリエイティブに利用されている場所が見つかります。

 

なかでも目を引くのが、東雲駅前にあるこちら。

『ラモスフィールド』!

あの、「まさお、Jリーグカレーよ!」で一世を風靡した(笑)ラモス瑠偉がプロデュースするフットサルコート!

成る程、面白い。広い倉庫だから出来るリノベーション!

今はまだ、夜の静かな、静寂な倉庫、工場街。

これからどんな活用が生まれるのか楽しみであります。

 

『A PIT オートバックス東雲』

続いては、駅の北側に移動です。こちらはタワマンエリア側になるのですが、まだ空地も目立ち、ちょっと淋しい感じ。そんな中で光を放つ一角が!

スーパーオートバックスのフラッグシップ店「A PIT AUTOBACS SHINONOME」。A PITの読み方は「アピット」。

東雲は豊洲からすぐソコですし、豊洲住民にとってもどんなお店なのか気になるところでしょう。

 

ハッキリ言って、超オシャレ。これが車のメンテナンス屋さん?

 

吹き抜けのフロア。ものすごい解放感

 

ここの良さは解放感だけじゃありません。

一番の魅力は、車のメンテナンス商品は勿論のこと、車と関連する商品の展開。しかもガチな品揃え。

コンセプト自体が心をくすぐるのです。

東雲オートバックスにはスタバ&TSUTAYA書店!

『旅と車』コーナーには、キャンプ用品。コールマン!

 

『スポーツと車』コーナーは、スポーツタイプの自転車。

 

 

『自然と車』コーナーはアウトドアウェア。

 

『本と車』はTUTAYAとコラボして、徹底した車、バイク、旅、キャンプ関係の本。

 

フロアの中心部は『コーヒーと車』コーナーとして、スターバックスがショップ・イン・ショップ。

 

小さい男の子向けに、おもちゃコーナーも車のおもちゃばかり!

 

勿論、本業の車用品もすごい。車内スピーカー、タイヤホイール、シートの品揃えも文句なし!

 

一言で言うなら、

小さな男の子と大きくなった男の子の好きな物、全部詰め込みました!

僕は実家の時に一番近いオートバックスだったので何回か訪れており、普通のオートバックスだった場所でしたが



超ビックリ!!

 

ショッピングモールを中心に、複合的なお店は、どうしても全方位型の施設になりがち。

ここまで専門性に特化した「施設」は、今まで存在したでしょうか?

 

専門にこだわるから、目的性が生まれ、来店の機会が増えますし、

他には無いから「定着」もします。

これこそ、

新しい形の商業なのでしょうか?

 

こんな新しいことは、どこでも出来る訳ではないでしょう。

・場所の広さ
・変化を受け入れる環境
両方が揃っているのが、条件になっています。

 

 

工場、倉庫地帯から大きく変化を遂げている、まさに湾岸エリアならではの展開。

ドンドン変わろうとする街。その爆心地。有明。


そんな魅力を最大限に表現している、オートバックス(東京ベイ東雲)。

 

これからも変わり続けていく街の姿を、見続けていきたいと思います。

 

浅草雷門から自転車で10分の下町生まれ。

下町の貴公子こと、オキツカズヒロが下町をまったりご案内致しました。

 

後編「有明〜豊洲さんぽ」に続く。

 

 

 ライター オキツカズヒロ/ コラム 前田紗希

 

 

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【studio iota label】

【LoFi Hiphop BGM】流れるイオタ『黄昏を駆け抜ける』 (Official Album Video) – Driving through the twilight

 

日本のレコード会社 studio iota LLC.では音源の企画制作・流通販売、WEBコンテンツの発信、企業のWebライティング、動画BGM製作、アーティストやお店などの写真撮影、作曲・編曲事業、レコーディング・ミックス事業などを行っています。

 

【ウェブサイト】https://studio-iota.com/
【キャンプマガジン】https://iotabi.com/campio/
【note】https://note.mu/nagareruiota

>「心から出て心に還る音楽を」をモットーに、粋な義理人情を大事にし、 旅に似合う音楽を提供し続けていきます。

「心から出て心に還る音楽を」をモットーに、粋な義理人情を大事にし、 旅に似合う音楽を提供し続けていきます。

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