俺は東京生まれ〜♪下町育ち〜♪(※以下略)
・・・えっと歳バレますね。こんにちは、浅草雷門から自転車で10分の下町生まれ。
下町の貴公子こと、オキツカズヒロが下町をまったりご案内致します。
突然ですが、貴方は嘘をついた事、有りますか?
多分、皆さんyesですよね。大なり小なり。そして、嘘ついた時は、後ろめたい気持ちになるものですよね。
今日は、そんな後ろめたさで発展した観光スポットのお話です。
東京の中で今も昔も多くの人が集まる街、浅草。
その中のメインの観光スポットと言えば、浅草寺と仲見世ではないでしょうか。正に浅草のランドマークですね。
実はこのランドマークも、当時の人の後ろめたさで、発展してきました。
日本最古の商店街と言われる仲見世の開業は、一説によれば、1688年と言われております。開業当初より浅草寺の参拝客に向けた商売で賑わっておりました。
ただ、それ以上に地元の方の利用が多かったと言われてます。
丁度時は元禄。江戸の街は安定時期に入り急速に街として発展していき、買い物が庶民の娯楽として定着して来ました。
買い物が娯楽として定着しても、女性が頻繁に出かける事は憚れる時代です。でもやっぱり、いつの時代も女性は買い物が好き。
そこで嘘が産まれました。『今日は浅草寺さんにお参りに行ってくる』という嘘が。
これは旦那さんへ嘘。
そして後ろめたい自分への言い訳として。これが江戸の女性の合言葉になり、浅草が地元の人にも賑わう街となる、きっかけとなったのです。
そして、女性が多く集まった浅草は、江戸の街の情報発信地に発展していきました。
嘘が街を発展させる。
人が集う場所には、そこに様々な理由が有り、歴史がある。そんな視点で街歩き、観光してみては如何。きっと見馴れた街も新しい発見があるかも知れません。
裏にこそ、リアルがある。
浅草のメインストリームのお話をしましたが、今度は裏のお話。所謂、B級の浅草。今の浅草のリアルをお届けします。
仲見世・浅草寺の西側エリア周辺をお散歩してみましょう。
まずは「オレンジ通り」
仲見世の2、3ブロック西側に仲見世と平行して通る商店街。ちょっと離れただけで、一気に観光客も減ります。
この通りのオススメは、昭和21年、戦後間もない時期にオープンした洋菓子と喫茶のお店「アンヂェラス」。川端康成や太宰治、手塚治虫も通ったと言われる名店です。また水だしダッチコーヒー発祥のお店でもあります。
『洋食ぱいち』
さてさて、甘いものはノーサンクス。肉は無いのか、肉は!って人にオススメなのは、絶品ビーフシチュー!
こちらも、戦前の創業。
洋食屋と謳ってるにも関わらず、ビーフシチューの味付けは和風!ここでしか食べられない味。多分醤油で味を調えている感じ。
是非和風なビーフシチューお試し下さい。
『天麩羅 天健』
甘いものも、肉も苦手~。海老食べたい!海老。って方、お待たせ致しました!真打ち、天ぷらの出番です。
浅草には、本当数え切れない天ぷら屋さんが存在します。ただ、TVや雑誌で紹介されているお店は、客数捌かなければならないので、どこも作りおきが多いのが現実です。
やっぱり天ぷらは揚げたてが一番ですよ。
そんな時は、絶対外せないお店。
オレンジ通りの突き当たりの、伝法院通りを左折した先にあるのが、天健(てんたけ)さん。
オススメは、かき揚げ定食!かき揚げ丼の方が人気あるそうですが、大根おろしでさっぱりと、暑い夏もオススメです。
下町の象徴、ホッピー通り
さてさて、天ぷらの天健は、ホッピー通りの入口だったりします。
ようやく到着しました。ホッピー通りです。
あのホッピーです。ノンアルコールビールを焼酎で割るホッピーです。
その昔、ビールが高級品だった時の代用品。
下町の象徴とも言える、ホッピーを取り扱っている赤提灯系お店が100メートル両サイドに展開されている、飲み屋街です。
正にディープな浅草です。ホッピーは苦手という方もご安心ください。ちゃんとビールも取り扱ってます。
またこの通りは別名、煮込み通りと呼ばれており、多くのお店もモツ煮込みが有ります。
通りは、古き良き下町のノスタルジックの雰囲気があり、最近では、欧米系の観光客に人気のエリアでもあります。
さて、ここまで来れば、ゴール地点の花やしきはもう目と鼻の先。
昭和感満載の裏浅草。東京最古の遊園地、花やしきで、童心に帰ってみるのはいかがでしょうか。
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【LoFi Hiphop BGM】流れるイオタ『黄昏を駆け抜ける』 (Official Album Video) – Driving through the twilight
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