「そっちは大丈夫?」

石垣島に暮らす友人から着信だ。

「ありがとう。外出自粛前に南の島に脱出しようと観光客が動いて、島民がピリピリしてるニュースあるね。どう?!」と尋ねると、

「そんなんやってたんだ?もう全然テレビ見てないから分からない!早く落ち着いてほしい。

 ってか聞いて!実は気づいたら好きな人が…

友人である彼女は恋したことを教えてくれて、南の島からのポジティブな報告に、私はウキウキして眠れなくなった。



 

石垣島空港に到着すると、都民から島民に戻った友人が笑顔で立っていた。

短く刈り込まれた髪。白い肌に、アーモンドのような目。

小柄な身長に似つかわしくないほど太い腕が伸びている。

 

「楽器やってたんだ?知らなかった!」

20kg近くもある私のドラム機材を、ひょいっと持ち上げてエスコートしてくれる。

駐車場に停まっていたのは、クラシカルな風貌の日本の名門車。

東京で出会い「同僚で知り合い」だった私たちはこれから、初めて友人となって石垣島を一周する。

 

地図!!

http://www.isigakizima.net/ebook/ebook.pdf

 

石垣島は、沖縄本島よりもさらに南にある島。

透明度の高い海や、本州では見られない星空、南国特有のグルメなど、たくさんの魅力にあふれていた。

 

石垣島一周をしよう!

車の車窓から流れていく、緑の草に圧倒される。

なにもない!

路線バスでも巡れるかしら?という考えは完全にナメていた。

 

ランチと午後の観光

ウリウリカフェ

「昼食食べるでしょ?」

空港から20分。一番に向かったのは、ウリウリカフェ。

バンズにこだわったオーガニックなハンバーガーが有名なお店。
サラダとピクルスにゴーヤが出てくるのは沖縄っぽい。

 

石垣島には素敵な穴場カフェが、たくさんある。

 

玉取崎展望台

「石垣島らしい景色だよ。昔から家族で来るんだ。」

見晴らしの良い高台、玉取崎展望台は、ウリウリカフェから車で1分。

右にサンゴ群落。左手には平久保半島で「シーサーのしっぽ」と呼ばれる景色を一望することができる。

 

伊原間郵便局

石垣島から送ったのが解るようにハンコや消印を押してくれる心遣いが嬉しい郵便局

手紙を出すのも面白いかもしれない。

向かいには中学校があり、校門にはシーサー。いきなり草っ原だった。

 

島の最北端「平久保崎」

石垣島の最北端にある岬、平久保崎。白い灯台と青い海のコントラストが美しい。

最北端なので地球の丸さを感じられる。

また行きたい場所!

 

雨が降っても関係ない「鍾乳洞」

エメラルドグリーンの海のほかに、もうひとつ冒険心をくすぐられるのが、島の地底に広がる鍾乳洞だ。
雨が降っても関係ないのがありがたいところ。

国内最大級といわれている山口県の秋芳洞に匹敵する大きさの「石垣島鍾乳洞」。

日本で唯一、鍾乳洞から海に抜けることができる貫通型の横穴洞窟「伊原間サビチ鍾乳洞」。

石垣島の地殻変動の歴史を感じることができる場所。

 

これぞ石垣島を体験する「川平湾」

「石垣島を訪れるひとが、必ず行くといわれるスポット知ってる?」

石垣島で最も美しい景勝地。川平湾。

『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』では、沖縄県内唯一の三つ星を獲得。時間帯によって海の色が変わる。

観光客が写真を撮り、曇った海にグラスボートが浮いている。

沖縄の原色の風景というよりは、日本昔ばなしに出てきそうな、湿り気のある色。

 

暑いのでブルーシール。

川平公園に隣接する「川平公園茶屋」では、郷土料理の八重山そばをいただくことも。


「(店内に向けて)すいませーん!ここで友人が働いているのですが、いますか?」

島の地元感すごい!



 

夕方、サンセットの観光

「石垣島サンセットビーチ」で穴場の海水浴

誰もいない海。

なんて昔の歌謡曲にでも出てきそうな言葉。

石垣島サンセットビーチ

その誰もいない美しさに、圧倒される。

 

「学生の時の帰り道に、友達とここに来るの。夕暮れまでずっとおしゃべりしてたよ。」

透明な海。波に浮かぶ船。険しすぎない道。

ロマンチックすぎる!!

 

「平離島」でサンセットの絶景を望む

観光を終えた後は夕日鑑賞へ。珊瑚礁の海に沈む夕日も必見の素晴らしさ!

川平石崎の先っぽ。クラブメッドの目の前の海は西表石垣国立公園にも指定されている。

もちろん超穴場ビーチなので、さえぎるものは皆無。



 

高台までは、ロープを握って、崖を登る。

「すごいところ見つけたね。島にずっと暮らしてても知らなかった。」

 

わたしは旅先に呼んでくれれば、ガイドブックに載ってない場所や、地元の子があまり知らない場所を見つけるのが得意。

ひとつ、お呼びになってみてはいかがでしょうか?^^


ディナーと夜景の観光

「エメラルドの海を見る展望台」天然のプラネタリウムで南十字星を観賞する

突然だが、人の話しをゆっくり聞かせて頂いたり、引き出す会話がとても好きだ。

とはいえ、呼ばれるのに放置に慣れている。

◯月◯日に遊びに来なよ!という言葉に喜び勇んで、

予定を合わせて遠方まで足を運び、ぽいっと放置される。

まるで古代の炉から発見された黒焦げのパンのように。

ワクワク感の叩き売り。当然、自分の価値(自己肯定感?)はすり減っていく。

だから、東京で出会い「同僚で知り合い」だった彼女がずっと案内してくれることが、夢のようでいた。



車は市街地に戻り、バンナ公園への坂道を進む。

バンナ公園に複数ある展望台の中でもとくに景色がいい「エメラルドの海を見る展望台」。それに併設されている星空観測用の展望台「星空展望台」からは美しい夜景を見ることができる。

熱帯の空気が、夜空で層をつくっていた。

 

南十字星。あまり天文に詳しくない方でも名前は知っているのではないか。

八重山諸島(石垣島、西表島、与那国島など)に行けば、本気で見られる。

1月~6月頃。それ以外の季節は現れない。

満点の星空。ぜひ体験してみては。

 

「綺麗だね」とか、言葉を交わし合うから楽しいんだ、展望台って。

 

市街地のオープンテラスで島のごちそう

1日観光の締めくくりは、沖縄の音楽を楽しみながら島のごちそうを味わえるディナーでお楽しみを。

うさぎや 波のうえ店

 

屋台村のような島バル複合施設「石垣ヴィレッジ」

ガイドを見ると、夜22時くらいで閉まってしまう店がほとんど。でも実は市街地の居酒屋は眠らない。

明け方までやっている店もたくさんあるので、食事を終えたら是非、直接繰り出してみてほしい。

 

短く刈り込まれた髪の彼女の恋愛は、世間でいうところの「枠組み」を与えられる。

細かいことは割愛するが、その枠の名称すらひょいっと乗り越えて、

可愛い恋人たちとデートした日々を話してくれる。

少なくとも臆病な私だったら、本気で膝を抱えて考え込んでしまうことを、気にも留めていない。

女であること、そういう枕詞を抜きにして正々堂々と勝負を挑んだエピソードを聞いていると、ものすごく勇気をもらった。

 

午前の観光のスタートは亜熱帯気候特有の動植物から

「名蔵アンパル」のマングローブ林

市街地の近くで、ネイチャーツアーではなく自力でマングローブを見るなら、名蔵アンパルを訪れるが一つの手。

名蔵川が名蔵湾に流れ込む名蔵大橋付近の広大な干潟。国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録されており、全体にマングローブ林が群生している。

貴重な野鳥の飛来地・生息地でもあるらしい。

 

マングローブの赤ちゃんが芽吹いている姿は、ひたすら感動的。



 

「バンナ公園」の展望台

東京ドーム約60個分もある「バンナ公園」には、星空を見た展望台以外にも、いくつかの展望台がある。

展望台の階段やフロアには光る細工があり、デートスポットとしても人気。

 

「小さい頃から、家族親戚で集まって海辺にキャンプに行ってたんだ。タープだけ持って行って、雑魚寝するんだよ?おもしろいでしょ^^」
Nintendoのゲームに出てきそうな形の展望台の中に入ると、青い空の絶景!

敷地内では、4月から5月の日没には綺麗な水のほとりでホタルを鑑賞することができるそうだ。

 

八重山諸島の自然風景すごいです! 石垣島はアクセスもいいですしね。

あぁ分かった。島の方が絵を描くと独特な色使いが多いらしいのに納得。

しかし、相次ぐリゾートホテルの建設や、ゴルフ場の
インバウンド誘致など、島民がついて行けないと思っている部分もあるそう。

 


新石垣空港に到着。

案内してくれた彼女に、

あなたの(恋愛の)行動力に勇気もらったよ、本当にありがとう!

と伝えると、

これだけ(旅の)行動して経験してるのに、何言ってるの?

こんどは相談させてよね。

と、たくましい腕を振ってくれた。

 

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朝から夜まで絶景を楽しめる石垣島。
沖縄本島から足を伸ばして、ぜひとも自然を満喫してはいかがだろうか。

みなさまにとって、良い旅となりますように。
Have a nice trip♪

 

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 ライター 前田紗希

作曲家、ドラマー、RECエンジニア
国立音大⇨世界一周⇨NY
『studio iota label』旅×音楽の9事業の社長・編集長
音楽療法/写真/SEOライター/カフェ

 

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