こんにちは!studio iota labelのビビリな冒険家・前田サキ(@nagareruiota)です。
【美しき日本の果て】日本のいっちばん端っこってどんなとこ?
◇ 最東端は、南鳥島です。
◇ 最南端は、沖ノ鳥島です。
◇ 最北端は、エトロフ島です。
旭川から秘境駅満載の宗谷本線に乗る
想像した事もないような秘境駅に出会う。
JR宗谷本線 稚内〜旭川
日本最北端の駅、稚内から旭川までは、約260kmの旅です。
旭川から稚内まで直通するたった1両の普通列車は、1日1本だけ往復しています。
稚内まで、乗車時間は5時間ほどです。
宗谷本線はいわゆる秘境駅と呼ばれる駅が多いところです。
旭川を出発するとしばらく田園風景、やがて塩狩峠を越え、天塩川沿いに牧草ロールが点々とする酪農地帯を走っていきます。
次の電車はもう着いていたので、車内に荷物を置いて(←平和)買い物へ出ます。
そのあたりから。景色がガラッと変わって、家や道路は減り、
震えあがる程「絶望的に果て」の感じへと変わります。
おば「どこから来たの?」と地元のおばちゃん達に聞かれました。
サキ『東京からです』
おば「東京って気温が30度以上あって、どうやって暮らしているの?室内で機械を付けるの?」
確かに車内は、窓開けと扇風機のみでした。
おば「私達はそれでも暑いくらいだよ!」
「とにかく山だから、車が無いと何もできないよ。
汽車じゃ、海も越えられないもの。」
おばちゃんたちが降りて行ったのは、経験したことないくらい秘境感が漂う駅でした。
一本道の単線はひたすら緑色の中を進み、雄大な牧草地が広がっています。
冬にはマイナス29度ほどにもなるこの地方は、鹿をハンティングしても即座に冷凍になってしまうとか。
こちらの人は「30度以上あるところでどうやって暮らすの?」との疑問だし、
私は「マイナス30度のところでどうやって暮らすの?」なのである。
まさにワンダーランド!
稚内駅から「ノシャップ岬」行きのバスに乗ります
半袖の時期でも、『今にも流氷が流れてきそう』に思うくらい荒涼としています。
19時を前にして「ここにこのまま居たらマズイ!」と焦りました。
それほど、ほんとうに誰もいなかったのです。
時折、カメラとバックパックを持った若者がウロウロとやってくる。私も同じです。
いよいよ最北端「宗谷岬」へ
稚内から宗谷岬行きのバスに乗りこみます。片道50分。
客は中年夫婦2組と私だけでした。
宗谷丘陵
どこまでも雄大で、草で覆われているため車両がやっと1台通れるくらいの道の両脇には、手が届きそうなところに牛が居ます。
スピーカーから「あぁ宗谷岬」みたいな歌がひたすら流れていてシュール。
本当の最北端は択捉島ですが、北方領土といわれている場所で、ロシアが実効支配しているので、基本的にはビザ無しでは渡航することができません。
北極星の一稜をモチーフに、中央には北を示す「N」、台座の円形は「平和と協調」を表しています。
海に向かってこの地に立つと、前方三方が海、正面に43km先のサハリンの島影が浮かび上がり、日本の最北端であることを実感できます
ちなみに東経は141度56分11秒です。(参考 : 稚内観光協会)
稚内の街はところどころにロシア語表記がある
「稚内にはなにもない!」と、礼文島を旅した友人からの事前情報を聞いていましたが、
生活するには充分な賑わいで、市場あり、スーパーあり、コンビ二あり、映画館あり。遅くまで営業してそうな店も多そうな印象でした。
「この先はもう無い、果て」という雰囲気を醸し出しています。
ある種の特殊性が出過ぎていて、その感じは、深く刻まれ過ぎるものでした。
港の食堂を眺めて、その足で稚内天然温泉”港の湯”に浸かりますヽ(☆・ω・)ノ
夜の湾内では魚がキラキラ光っていて、網を出せば、いっぱい掬い上げられそうでした。
旅が好きで、腕だけはいつの間にか日焼けを重ねてしまったものの
studio iota前田の肌の色は「真っ白な色だけ」なら驚くほど、この地に似合っていました。
アクセス
| 特急サロベツ(所要時間約5時間40分)合わせて3往復が運行されております。
| 旭川~稚内間は約3時間45分で運行(列車により異なります。)されています。
道内都市間長距離バス
|札幌~稚内間325キロメートルを約6時間。
コースは札幌都心から道央自動車道、留萌を経て稚内に入るルートです。
大人/片道6,200円(往復11,300円) / 小人/片道3,100円(往復5,650円)
旭川~稚内・・・250km 約4時間50分
網走~稚内・・・327km 約5時間50分
紋別~稚内・・・211km 約3時間50分
【studio iota label】
【LoFi Hiphop BGM】流れるイオタ『黄昏を駆け抜ける』 (Official Album Video) – Driving through the twilight
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