ヘルシンキのエテラ港から「市営フェリー」に乗って15分。
フィンランドの定番観光スポットの中で、ちょっとした小旅行を味わえる穴場があるのです!
歴史的雰囲気、あふれる緑、碧い海、壮大な自然などなど。
世界遺産にも指定されている、スオメンリンナ島です!
ヘルシンキで自然を楽しみに出掛ける。
フェリーの出発地「エテラ港」は、街のランドマークであるヘルシンキ大聖堂を背にまっすぐ。
徒歩5分くらいです❤️
港では青空マーケットが毎日開催!!活気があります。
せっかく港町ヘルシンキにいるんですもの。
爽やかな潮風を肌で感じながらマーケット広場 ( カウッパトリ,Kauppatori ) で、おやつでも食べましょう。
フィンランドを代表する軽食 カレリアパイ、シナモンロール、フレッシュジュース、サーモンスープ、トナカイなど、
「フィンランド観光に来たらとにかくこれを食べておけば間違いないと思う…!」
といった食べ物のテントブースに、地物の人が通う生鮮市場の建物が並んでいます。
スオメンリンナ島の勇ましい絶景!
スオメンリンナ島は4つの島がつながっており、歩いて散策するには不都合のないサイズです。
世界遺産にもなった要塞は複雑な石壁が残っていたり、島自体はものものしい雰囲気がある一方、暮らしも営まれており約900人が居住しているそうです。
静かな中に戦争の独特の厳しさ・不気味さが感じられ、島全体が要塞博物館といった様子。
あれこれ脇道探索もしてみたいところです。
スオメンリンナ要塞の歴史とは
スオメンリンナの築城は1748年、東(ロシア)の境界を危惧したスウェーデンにより始められた。城塞は[Sveaborg・Viapori(ヴィアポリ:スウェーデンの城)]という名を与えられ、責任者としてエーレンスヴァルトが任命され、作業は40年に及んだ。1809年にフィンランドがロシア帝国の自治大公国になってからは、東を守るために築かれた城は、皮肉にも西を守ることになる。その後、ロシア人が110年間にわたってこの島に留まる。1855年のクリミア戦争の折りには、仏・英艦隊が2日間に渡って要塞を攻撃したが、占領することはできなかった。フィンランドが独立した翌年の1918年、城塞はフィンランド語の[Suomenlinna]と改名される。 その後の数年間は、内戦のための捕虜収容所となるなど、歴史的に暗い時代を迎えることになる。1973年ようやくスオメンリンナは市民の憩いの場となり、1991年には、ユネスコ世界遺産に登録される。現在では子供のいる家庭優先という条件のもと約900名の住民が住み、350名がスオメンリンナ島で仕事に就いている。 ※フィンランド政府観光局公式ホームページ
島内には、かつての要塞や兵舎を利用したレストランやカフェがあって、現地でランチをすることが可能。
緑の揺れる美しい野原や、バルト海が一望できる岸辺。自然の雄大さにも感銘をうけるのではないでしょうか!!
ラピュタのような、軍艦島のような、そんな印象です。
もちろんどちらにも到達した事は無いのだけれど。
(「天空の城ラピュタ」の舞台の参考にされたといわれているのは、ウェールズのコンウィ城だそう。)
↑実際に銃口が当てられていたんだろうなとか。
島の外周、海沿いにはフェンスなどありません。
島でピクニックランチというのが地元っ子らしい楽しみ方だそうですが、要塞の中で食事をするのはちょっと怖い気分でもありますよね。
堪能。おつかれさまでした
島内はゆっくりと歩いて3〜4時間で一周です!
緩やかに「探検」の雰囲気が味わえます。
帰りのフェリーは、20分間隔で運行。
エテラ港に帰ることを恋しく思ながら、空を見上げればカモメの群れ。
ヘルシンキといえば、映画でもおなじみのカモメが舞う光景ですよね。
夏の間は真夜中になってもずっと薄ぼんやり明るくあります。フェリーの最終便はスオメンリンナ発、午前2時というから驚きです!
ほんとうに自然が美しい国フィンランド。
フェリーに15分乗るだけで、気軽に歩くことのできるハイキングコース。
帽子、タオル、水などは持っていると更にベターだと思います。
■関連記事 【リンナンマキ】福祉大国フィンランドの優しい・子どものための無料遊園地!
■関連記事 【白夜】フィンランドって、真夜中になっても明るいのか?観察してみた。
□ ライター 前田 紗希
作曲、アレンジ、ドラム、鍵盤プレイヤー、時々フォトアーティスト。
旅の風景×インストゥルメンタルミュージックをテーマにした日本の音楽レーベル
「studio iota label スタジオイオタ」代表。
周りの人が楽しんでいたり、笑っていたりする時間が好きです 。
ひとつひとつ恩返しをしながら、小さな幸せを探して、風のように居たいです。
日々つれづれ自由人。
A petite woman who loves cameras and travel.Often considered to be part of puppet shows as she can generally be seen hiding behind drum sets.She has an incredibly focused personality and loves to think constantly about creating something every day.