ドラムの演奏現場で知り合った直島の財団にいらっしゃる方が、島のアート施設を案内して下さるというので、
仕事も兼ねて年末に直島に遊びに行ってきました。sutdio iota labelのビビリな冒険家・前田サキです。
まず、フェリーは揺れるのか問題
直「島」
というからには、船に乗らなければなりません。
ここで気になるのは船酔い。
結論から言うと、高速艇よりも大型フェリーをおススメします!!
時間は高速艇の倍ほど掛かってしまいますが、
瀬戸内海の波は穏やかで、島までの船旅がめちゃくちゃ快適。
甲板に出る事ができるので(←個人的にものすごーく重要)安心ですね^^
直島での夜、船に乗りにいく事になった。
直島の「宮之浦港」に到着してすぐ横にあるアート。直島パヴィリオン。
この作品は、直島の稜線に呼応するように設計されています。
いかに島の歴史を知り、島を愛し、島と融合する。
それが瀬戸内国際芸術祭の選考の基準でもあるんだそうです。
ある夜、カフェサロンでの夕食後。
「今夜は条件が揃ってるから、今から船に乗りに行こうか」
とカフェのマスターがカウンター越しに、言いました。
直島をアテンドしてくれていた女性が眠ってしまい、
快復を待っている間に畳にゴロンとしていた私は、
「星がキレイですね」などど平和に抜かしていた時でした。
「今から船に乗るですって!!えと…?」
会ったばかりのカフェのマスターと、いきなりサシで船に乗りに行くって展開が衝撃過ぎて返答できないまま、
とにかく私たちは船に乗りに行く事になりました。
…
直島のもう一つの顔は、島の1/3が工場地帯。
産業で発展しているので、経済に余裕があったからアートの誘致に成功したのだそうです。
それと、直島の人は新しい物好きで、現代アートが島に入ってくることに、わりかし抵抗が無かったとか。
そして、そのモデルケースを真似して取り入れたのが、
自給自足のタイプの島である豊島であり、かの有名な「豊島美術館」。
直島の「地中美術館」と、豊島の「豊島美術館」は、
ともに生と死になっており、兄弟的な位置付けの美術館なのです。
初めて出会った島の人とふたりで、真っ暗闇の工業地帯という場所を通り、船に乗って海へ出るというのは、
少なからず私の体を硬直させていました。
船酔いするし!
しかし、委ねるしかない…!
係留ロープを離すと、ボートはぐんぐんと出港します。
波が速くてカタくて、体がジャンプするように飛び上がるのは、初めての体験です。
「痛い!…なんかすごい!」
海の上に出ると、カフェのマスターは船を止めて、照明を全て消しました。
真っ暗な中で、息切れしながら見上げると、
一面に、星、星、星!
空には、輝く星が広がっていました。
こんなの、プラネタリウムでしか見たことない…!
わたしは涙が出ていました。
恐怖と、笑いとで。
「外の世界に出て冒険をして、怖さを知らなきゃ、見られない世界があるんだよ。」
と、カフェのマスターが教えてくれます。
ありがとうございます!は、、はやく、、陸に帰りましょう!
そのとき願ったことは、ただひとつ。
心から生きたい、でした。
(だって怖かったんだもん。)
直島で働き終わったら、本土へ帰宅する。
直島をアテンドしてくれていた女性が、酔いから目を覚ましていました。
今から岡山にあるおうちに帰るそうです。
旅客船で。
ちなみに、港の近くのおばあちゃんは、26時(午前2時)には朝目覚めると言います。
「旅客船で通勤なんてすごいですね!」
というstudio iota 前田に、ポカンとした顔でとして笑い飛ばす面々。
「みんな電車で通勤するでしょ?フェリーも電車も同じだよ。」
なんて、不思議な体験をしたのでしょうか。
マニアックな音楽フリークというカフェのマスターには、studio iota 前田がタワーレコードで発売した「The world is beautiful/流れるイオタ」のCDをお渡しさせて頂いてきました。
しかしながら、
閉ざされた世界には弊害もうまれて、
「ここにあるアート以外はアートではない」
つまり音楽はアートではない。
という考えも根強いのだそうです。
冒険を知らなきゃ、見られない世界があるんだよ
直島の夜の海の上で耳にしたこの言葉が、ゆっくりと頭を回り
また
直島の土へと還っていくようでした。
直島銭湯「I 湯(I LOVE YU)」
(秘宝館の像に会いたい!)
入って、次の街へ行こう。
また来るわね。
私個人が体験したことなので、あくまで参考ということでお願いします。
みなさまにとって、良い旅となりますように。
Have a nice trip♪
…
今回登場したカフェ♪
中奥
香川県香川郡直島町本村中奥1167 家プロジェクトの南寺より徒歩3分 ランチ 11:30~15:00 ディナー17:30~21:00(LO20:45)
外から見るとただの民家にしか見えないカフェ「中奥」。一歩中に入ると、暖かみのあるで隠れ家空間が広がっています。カウンター席は、手触りの良い木のカウンターや暖色系の照明が心をホッとさせてくれます。畳のお座敷席も設けられています。
ゲストハウス路地と灯りも系列で併設しており、今回泊まらせて頂きました。
民家を改造したゲストハウスで、
ソファなどの家具は、昔直島で使われていたものや
骨董市・アンティークショップで発掘したものもあります。
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【studio iota label】
【LoFi Hiphop BGM】流れるイオタ『黄昏を駆け抜ける』 (Official Album Video) – Driving through the twilight
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